特許
J-GLOBAL ID:201103049222199479

形状記憶性重合体樹脂とその樹脂組成物および形状記憶成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野崎 銕也
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平1-284700
公開番号(公開出願番号):特開平3-146511
特許番号:特許第2938102号
出願日: 1989年11月02日
公開日(公表日): 1991年06月21日
請求項(抜粋):
【請求項1】重合体連鎖中に下記の〜で特定するA-B-Aブロック構造を有するブロック共重合体を少なくとも30重量%含み、且つ下記の(1)〜(3)の性質を有する形状記憶性重合体樹脂。〔ブロック共重合体〕該ブロック共重合体は重量平均分子量が10,000〜1,000,000の範囲にある。そのAブロックは、ビニル芳香族化合物の単独重合体、ビニル芳香族化合物と他のビニル芳香族化合物の共重合体、ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物の共重合体、もしくはその水素付加物からなる重合体ブロックであり、且つ該ブロック共重合体の5〜50重量%を占める。そのBブロックは、ブタジエンの単独重合体、ブタジエンと他の共役ジエン化合物の共重合体もしくはブタジエンとビニル芳香族化合物の共重合体からなり、Bブロック中のブタジエンもしくはその水素付加物単位の含率は少なくとも80重量%であり、その結合様式の80〜91%は1,4-結合である。ブロック共重合体全体の中の少なくとも80%の共役ジエンが水素付加されている。〔性質〕(1)Aブロックを含む相のガラス転位温度TaとBブロックを含む相の結晶融点Tbが下式の関係にある。25°C≦Tb<Ta≦150°C(2)25°CにおけるBブロックを含む相の結晶化度が少なくとも5重量%である。(3)(Ta+Tb)/2の温度において、元の厚さの少なくとも1/4倍を圧縮出来、かつこれを25°Cに冷却することによって圧縮した厚さの少なくとも70%が非弾性的に固定され、再度(Ta+Tb)/2を超える温度に加熱することによって固定された該圧縮厚の少なくとも90%が回復する。
IPC (4件):
C08F 297/04 ,  C08F 8/04 ,  C08L 53/02 ,  C08L 101/00
FI (4件):
C08F 297/04 ,  C08F 8/04 ,  C08L 53/02 ,  C08L 101/00
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭2-169612

前のページに戻る