特許
J-GLOBAL ID:201103050350489429

気象レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 田澤 英昭 ,  濱田 初音
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-003036
公開番号(公開出願番号):特開2011-081015
出願日: 2011年01月11日
公開日(公表日): 2011年04月21日
要約:
【課題】種々の降水粒子が混在する観測範囲全域において高い精度の雨量強度の3次元分布を求めることを可能にする。【解決手段】観測範囲の各高度のメッシュ毎に選択した雨量強度の種類または非降水エコーの判定結果を表す3次元の雨量強度選択データとメッシュ毎の降水粒子の種類を表す降水粒子データとを生成し、観測範囲の各高度のメッシュ毎に偏波間相関係数ρhvに基づいて降水エコーか非降水エコーかを判定し、降水エコーと判定された各メッシュに対して遮蔽マップ保存部に保存された遮蔽マップデータを用いて遮蔽領域に含まれているかを判定し、メッシュが遮蔽領域に含まれている場合は偏波間強度比Zdr以外を用いて降水粒子の種類の判定し、3次元の雨量強度選択データに基づいて観測範囲の雨量強度の3次元分布を算出する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
発射した水平偏波および垂直偏波の反射波から得られる水平偏波受信信号および垂直偏波受信信号から水平偏波反射強度Zh、偏波間強度比Zdrおよび偏波間位相差Kdpをそれぞれ算出し、水平偏波反射強度Zhから雨量強度R(Zh)を、水平偏波反射強度Zhと偏波間強度比Zdrから雨量強度R(Zh,Zdr)を、偏波間位相差Kdpと偏波間強度比Zdrから雨量強度R(Kdp,Zdr)を、偏波間位相差Kdpから雨量強度R(Kdp)をそれぞれ算出し、それらを用いて観測範囲の雨量強度の3次元分布を求める気象レーダ装置において、 水平偏波受信信号および垂直偏波受信信号に基づいて偏波間相関係数ρhvを算出する偏波間相関算出部と、 当該装置が放射したレーダビームの一部または全部が遮蔽され、偏波間強度比Zdrの観測精度が低下する領域を表す遮蔽マップデータを保存する遮蔽マップ保存部と、 水平偏波反射強度Zh、偏波間位相差Kdpおよび偏波間強度比Zdrを用いて降水粒子の種類の判定を行い、その結果に対応する雨量強度の種類を予め準備された参照テーブルを用いて、観測範囲の各高度のメッシュ毎に雨量強度を選択し、当該選択した雨量強度の種類または非降水エコーの判定結果を表す3次元の雨量強度選択データとメッシュ毎の降水粒子の種類を表す降水粒子データとを生成するものであって、観測範囲の各高度のメッシュ毎に偏波間相関係数ρhvに基づいて降水エコーか非降水エコーかを判定し、降水エコーと判定された各メッシュに対して上記遮蔽マップ保存部に保存された遮蔽マップデータを用いて遮蔽領域に含まれているかを判定し、メッシュが遮蔽領域に含まれている場合は降水粒子の種類の判定に偏波間強度比Zdr以外を用いる降水粒子・雨量選択判定部と、 3次元の雨量強度選択データに基づいて、観測範囲の雨量強度の3次元分布を算出する雨量強度判定部とを備えたことを特徴とする気象レーダ装置。
IPC (2件):
G01W 1/14 ,  G01S 13/95
FI (2件):
G01W1/14 E ,  G01S13/95
Fターム (5件):
5J070AD15 ,  5J070AE12 ,  5J070AH04 ,  5J070AH33 ,  5J070AH34
引用特許:
審査官引用 (10件)
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引用文献:
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