特許
J-GLOBAL ID:201103051969750730
間葉系様腫瘍細胞またはこの形成を阻害する作用剤の同定のための方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人川口國際特許事務所
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-549675
公開番号(公開出願番号):特表2011-516826
出願日: 2009年03月06日
公開日(公表日): 2011年05月26日
要約:
本発明は、抗癌剤を同定するために、EMT過程のモデルとして使用するための腫瘍細胞調製物であって、受容体リガンドにより刺激されてEMTを誘導するか、または、EMTを促進するタンパク質を誘導的に発現するよう改変されている上皮腫瘍細胞株II358の細胞を含む腫瘍細胞調製物を提供する。また、本発明は、このような腫瘍細胞調製物を用いて、EMTを抑制する作用剤、METを促進する作用剤、または間葉系様細胞の増殖を抑制する作用剤を同定することにより抗癌剤候補を同定する方法も提供する。このような作用剤は、EMTを起こした腫瘍細胞を抑制するのにはあまり有効ではないと考えられている他の抗癌薬、例えば、EGFRキナーゼ阻害剤およびIGF-IRキナーゼ阻害剤と併用すると特に有用なはずである。
請求項(抜粋):
腫瘍細胞が上皮から間葉系へ転換することを阻害する作用剤を同定する方法であって、
上皮腫瘍細胞株H358の細胞試料を、スクリーニング対象である被験作用剤と接触させること、
該試料を、H358細胞において上皮-間葉転換を誘導する単一または二重のタンパク質リガンド調製物と接触させること、
この量が試料腫瘍細胞のEMT状態を示すものであるバイオマーカーの量を、被験作用剤に接触させていないH358細胞の同一試料における同一のバイオマーカーの量と比較することにより、該被験作用剤が、試料内の腫瘍細胞が上皮から間葉系へ転換することを阻害するか否かを判定すること、
およびその結果、該被験作用剤が、腫瘍細胞が上皮から間葉系へ転換することを阻害する作用剤であるか否かを判定すること
を含む方法。
IPC (8件):
G01N 33/50
, G01N 33/15
, C12Q 1/02
, C12N 5/09
, C12N 15/09
, C12N 5/10
, C12Q 1/68
, G01N 33/68
FI (8件):
G01N33/50 Z
, G01N33/15 Z
, C12Q1/02
, C12N5/00 202U
, C12N15/00 A
, C12N5/00 102
, C12Q1/68 A
, G01N33/68
Fターム (38件):
2G045BB20
, 2G045CB01
, 2G045DA36
, 2G045FA16
, 2G045FB03
, 2G045FB13
, 4B024AA01
, 4B024AA12
, 4B024BA01
, 4B024BA21
, 4B024BA63
, 4B024CA02
, 4B024DA03
, 4B024GA11
, 4B024HA14
, 4B024HA15
, 4B024HA17
, 4B063QA18
, 4B063QQ08
, 4B063QQ42
, 4B063QQ53
, 4B063QQ79
, 4B063QR36
, 4B063QR48
, 4B063QR55
, 4B063QR77
, 4B063QS33
, 4B063QS34
, 4B063QS38
, 4B063QX01
, 4B065AA93X
, 4B065AA93Y
, 4B065AB01
, 4B065AC14
, 4B065BA01
, 4B065CA24
, 4B065CA44
, 4B065CA46
引用文献:
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