特許
J-GLOBAL ID:201103058582473228

画像処理を用いた生物組織評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志村 浩
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-268097
公開番号(公開出願番号):特開2002-071552
特許番号:特許第3452883号
出願日: 2000年09月05日
公開日(公表日): 2002年03月08日
請求項(抜粋):
【請求項1】 評価対象となる生物組織の画像に対して、コンピュータを用いて所定の画像処理を施すことにより、生物組織の特徴を定量的に評価する方法であって、画像上に表現されたテクスチャーの特徴を数値として示すパラメータを複数H通り定義する段階と、評価対象となる生物組織の画像を入力する段階と、入力した生物組織画像上に所定のエネルギー値をもった多数の仮想生物を発生させる段階と、個々の仮想生物について、前記H通りのパラメータの中から選択されたh通り(h≦H)のパラメータの組み合わせを示す遺伝子を定義する段階と、各仮想生物の発生位置の周辺画像のテクスチャーの特徴を示すH通りのパラメータのうち、少なくとも遺伝子によって示されているh通りのパラメータの値を求め、これらのパラメータ値を各仮想生物のもつ潜在パラメータ値として定義する段階と、(a) 仮想生物を、前記生物組織画像上で移動させ、この移動により消費する消費エネルギー値を決定する処理、(b) 仮想生物の移動後の周辺画像について、当該仮想生物の遺伝子によって示されているh通りのパラメータの値を現環境パラメータ値として求め、h通りの潜在パラメータ値とh通りの現環境パラメータ値との類似性に基づいて、当該仮想生物が摂取すべき摂取エネルギー値を定める処理、(c) 仮想生物のもつエネルギー値に対して、前記消費エネルギー値を減じ、前記摂取エネルギー値を加えることにより、エネルギー値の更新を行い、更新後のエネルギー値が所定の下限値に達した場合には当該仮想生物が死滅したものとして除去し、更新後のエネルギー値が所定の上限値に達した場合には当該仮想生物が増殖したものとして同一の遺伝子を有する新たな仮想生物を近傍に発生させる処理、なる3つの処理(a) ,(b) ,(c) を、所定回数だけ繰り返し実行する段階と、前記生物組織画像上に最終的に生存している仮想生物についての遺伝子のヒストグラムを作成する段階と、を有し、前記処理(c) におけるエネルギー値の更新を行う際に、仮想生物の移動後の位置を中心とした近傍参照領域と、この近傍参照領域を含みその境界を更に遠方まで広げた遠方参照領域とを定義し、前記近傍参照領域内のテクスチャーの特徴を示す近傍パラメータ値と、前記遠方参照領域内のテクスチャーの特徴を示す遠方パラメータ値と、の類似性が低い場合には、当該仮想生物のもつエネルギー値もしくは当該仮想生物が摂取するエネルギー値を減じる処理を更に行うようにしたことを特徴とする画像処理を用いた生物組織評価方法。
IPC (5件):
G01N 21/17 ,  G01N 21/27 ,  G01N 33/48 ,  G06T 7/00 300 ,  G06T 7/00 350
FI (5件):
G01N 21/17 A ,  G01N 21/27 A ,  G01N 33/48 Z ,  G06T 7/00 300 G ,  G06T 7/00 350 D

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