特許
J-GLOBAL ID:201103060068504135
移流方程式を数値的に解く方法、並びに、ブラソフ方程式及びマクスウェル方程式を数値的に解く方法、並びに、プログラム。
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
名古屋国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-019020
公開番号(公開出願番号):特開2011-159032
出願日: 2010年01月29日
公開日(公表日): 2011年08月18日
要約:
【課題】数値拡散が少ない高精度の移流方程式の数値解法を提供すること。【解決手段】離散化された空間上で定義された物理量と速度場とから、この物理量の移流を求める移流方程式を数値計算によって解く。記憶手段には、物理量f(x、t0)及びその0からmmax次までのモーメント積分量Mm(x、t0)を記憶する。空間プロファイル算出ステップでは、f(x、tn)及びMm(x、tn)の束縛条件を課して、f(x、tn)及びMm(x、tn)の空間プロファイルF(x、tn)及びGm(x、tn)を決定する。移流項計算ステップでは、f(x、t*)=F(x-u×dt、tn)及びMm(x、t*)=Gm(x-u×dt、tn)により中間時間ステップでの物理量f及びMmを求める(ここでuは移流速度ベクトル)。非移流項加算ステップでは、非移流項をf(x、t*)及びMm(x、t*)から算出し、これを用いて次の時間ステップでの物理量f(x、tn+1)及びモーメント積分量Mm(x、tn+1)を求める。【選択図】図1
請求項(抜粋):
実空間と、その空間上で定義された物理量と、前記空間上で定義された移流速度場と、から前記物理量の移流を求める移流方程式を数値計算によって解く方法であって、
初期時刻t0での空間上の各グリッドにおける物理量f(x、t0)(ここで、xは空間上での位置ベクトル)と、その物理量fの複数のモーメント積分量Mm(x、t0)(ここで、mは0からmmaxまでの整数で、モーメントの次数を表す。)と、最大時間ステップ数nmaxと、を記憶手段に記憶する初期値記憶ステップと、
空間のグリッド上で定義された移流速度ベクトルuから、上流点及び上流方向のグリッドを決める上流点算出ステップと、
前記物理量f(x、tn)及び前記各モーメント積分量Mm(x、tn)の束縛条件を課して、物理量f(x、tn)の空間プロファイルF(x、tn)(ここで、tnは第n時間ステップでの時刻を表し、nは0以上の整数である。)及び各モーメント量Mm(x、tn)の空間プロファイルGm(x、tn)を求める空間プロファイル算出ステップと、
前記空間プロファイルに基づく次式
f(x、t*)=F(x-u×dt、tn)及び
Mm(x、t*)=Gm(x-u×dt、tn)
に従って(ここで、dt=tn+1-tnは時間刻み幅、t*は移流後の中間時間ステップである。)、中間時間ステップでの物理量f(x、t*)及び各モーメント積分量Mm(x、t*)を算出する移流項計算ステップと、
前記物理量f(x、t*)及び各モーメント積分量Mm(x、t*)に基づき、物理量fの非移流項S(x、t*)及び各モーメント積分量Mmの非移流項Sm(x、t*)を算出し、これら物理量fの非移流項S(x、t*)及び各モーメント積分量Mmの非移流項Sm(x、t*)を前記物理量f(x、t*)及び各モーメント積分量Mm(x、t*)に加算して、次の時間ステップに対応する物理量f(x、tn+1)及び各モーメント積分量Mm(x、tn+1)を算出する非移流項加算ステップと、
計算結果を出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする移流方程式を数値的に解く方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (1件):
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