特許
J-GLOBAL ID:201103060363296838

溶接トーチ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-069389
公開番号(公開出願番号):特開2011-200895
出願日: 2010年03月25日
公開日(公表日): 2011年10月13日
要約:
【課題】ガスシールドアーク溶接において、溶接開始時に発生するシールドガスの突流を低減する溶接トーチを提供する。【解決手段】チップボディ110の周囲に、円筒状の可動オリフィス140を軸方向に摺動可能に設けて、チップボディ110の外周部に設けたガス穴111を覆う。可動オリフィス140を基端側方向に押さえるスプリング150を設ける。溶接開始のシールドガス突流発生時にチャンバ170内のガス圧上昇によって可動オリフィス140が先端側へ前進してガス穴111の一部をふさいで突流を低減し、その後、シールドガスが定常流れになると可動オリフィス140がスプリング150のばね力により後退してガス穴111を開放する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
チップボディと、 チップボディ外周部に取り付けられたインシュレータと、 インシュレータ先端部に取り付けられたノズルと、 を備えて、前記チップボディ外周部に設けたガス穴からノズル内にシールドガスを供給するガスシールドアーク溶接用の溶接トーチにおいて、 前記ガス穴を覆い、前記チップボディの周囲に軸方向に摺動可能に取り付けられた円筒状の可動オリフィスと、 前記可動オリフィスの先端部に設けられたスプリングと、 前記スプリングを保持して前記チップボディ外周部に取り付けられたスプリング保持部材と、 を備え、前記可動オリフィスの先端部に前記ノズル内面に近接するフランジを設けて、前記フランジと前記可動オリフィス外周面と前記インシュレータ先端部と前記ノズル内周面とでチャンバを形成し、前記可動オリフィス内周部に円筒状のガス通路を設け、前記ガス通路から前記チャンバへと連通する第1のガス吹き出し部と、前記フランジ部に前記チャンバから前記ノズル先端側へと連通する第2のガス吹き出し部とを設けて、溶接開始におけるシールドガスの突流発生時に、前記チャンバ内のガス圧上昇によって前記可動オリフィスが先端側へ前進して、前記チップボディのガス穴の一部をふさぎ、その後、シールドガスが定常流れになると前記可動オリフィスが前記スプリングのばね力により後退して前記チップボディのガス穴を開放することを特徴とする溶接トーチ。
IPC (1件):
B23K 9/29
FI (1件):
B23K9/29 E
Fターム (4件):
4E001LB05 ,  4E001LB06 ,  4E001LH02 ,  4E001MB03

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