特許

J-GLOBAL ID：201103066521084027

リグノセルロース系バイオマスの変換方法

発明者： 徳安 健 ,  朴 正一 ,  城間 力 ,  ムハマド イムラン アルハック
出願人/特許権者： 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
代理人 (1件)： 矢野 裕也
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2009-220787
公開番号（公開出願番号）：特開2011-004730
出願日： 2009年09月25日
公開日（公表日）： 2011年01月13日
要約：

【課題】 リグノセルロース系バイオマス原料(易分解性糖質を含有するリグノセルロース系バイオマス原料を含む)を酵素糖化する前処理として、固液分離や洗浄工程による糖質(特に遊離糖質、でん粉、キシラン等)の流出を伴わず、且つ、効率よく糖化を行うための前処理技術の開発を課題とする。【解決手段】リグノセルロース系バイオマス原料である植物体の地上部を粉砕した後、当該原料、水酸化カルシウムおよび水を含むスラリーを調製してアルカリ処理を行い、その後二酸化炭素を通気すること及び/又は加圧することによって、中和しpHを5〜7に低下させて調製することを特徴とする、酵素糖化反応の基質として用いるスラリーの製造方法、;前記スラリー製造方法により得られるスラリーを基質とする酵素糖化法、;前記酵素糖化法により得られる糖化物を基質とするエタノール発酵法、;を提供する。【選択図】 なし

請求項（抜粋）：

リグノセルロース系バイオマス原料である植物体の地上部を粉砕した後、当該原料、水酸化カルシウムおよび水を含むスラリーを調製してアルカリ処理を行い、その後二酸化炭素を通気すること及び/又は加圧することによって、中和しpHを5〜7に低下させることを特徴とする、酵素糖化反応の基質として用いるスラリーの製造方法。

IPC (2件)：

C12P 19/14 ,  C12P 7/10

FI (2件)：

C12P19/14 A ,  C12P7/10

Fターム (12件)：

4B064AC03 ,  4B064BE10 ,  4B064BJ01 ,  4B064CA06 ,  4B064CA21 ,  4B064CB07 ,  4B064CB30 ,  4B064CC07 ,  4B064CD01 ,  4B064CD24 ,  4B064CE20 ,  4B064DA16

引用特許：

審査官引用 (5件)

• セルロース系バイオマスの物質変換方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2007-264041   出願人：株式会社雪国まいたけ
• バイオマスエタノール生成物とバイオマスエタノール生成物製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願2004-307400   出願人：大久保捷敏
• 強酸加水分解法
  公報種別：公表公報   出願番号：特願平9-501223   出願人：アーケノール,インコーポレイテッド
• リグノセルロース処理における無機塩回収方法
  公報種別：公表公報   出願番号：特願2007-507632   出願人：アイオゲンエナジーコーポレイション
• セルロース系バイオマスから糖の製品流を得る方法
  公報種別：公表公報   出願番号：特願2007-520628   出願人：イオゲンエナジーコーポレーション

引用文献：

審査官引用 (4件)

• 日本農芸化学会大会講演要旨集, 2009.03, Vol.2009, p.338
• 日本農芸化学会大会講演要旨集, 2009.03, Vol.2009, p.335
• 水環境学会誌, 2004, Vol.27, No.3, p.181-187
• Bioresour. Technol., 2006, Vol.97, p.583-591