特許
J-GLOBAL ID:201103072971701107
車載ネットワークシステム、及び、データ中継装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
名古屋国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-087795
公開番号(公開出願番号):特開2011-218882
出願日: 2010年04月06日
公開日(公表日): 2011年11月04日
要約:
【課題】各ECUの構成になるべく変更を加えることなく、通信バスに送出された制御データの受信漏れを防止することが可能な車載ネットワークシステム等を提供する。【解決手段】キーレスエントリシステムでは、照合ECU20が、起動信号の送出時から制御時間T1後にキーレスデータを通信バスに送出し、ドアECU30およびライトECU40が、起動信号を検出時からのそれぞれの復帰準備時間Ty(<T1),Tz(>T1)でウェイクアップ処理を完了して省電力状態から通常状態に復帰する。このシステムにおいて、復帰準備時間Tx(<T1)でウェイクアップ処理を完了すると、通信バスに送出されたキーレスデータを保持し、ウェイクアップ処理の完了時から待機時間T2後にキーレスデータを通信バスに送出するデータ中継装置50を設ける。これにより、ライトECU40がデータ中継装置50からキーレスデータを受信可能になる。【選択図】図7
請求項(抜粋):
車載機器の制御に用いられる制御データを共有するために通信バスを介して互いに通信可能に接続された3つ以上の電子制御装置を備えてなり、
前記電子制御装置の一つは、
予め設定された起動信号を前記通信バスに送出すると共に、該起動信号の送出時から予め設定された制御時間が経過した場合に、前記制御データを前記通信バスに送出するマスタ装置として構成され、
前記マスタ装置以外の電子制御装置は、
前記通信バスに送出された前記起動信号を検出した場合に、前記制御データを送受信不可な省電力状態から前記制御データを送受信可能な通常状態に復帰するためのウェイクアップ処理を行うスレーブ装置として構成され、
前記起動信号の検出時から前記ウェイクアップ処理の完了時までの時間を復帰準備時間として、複数の前記スレーブ装置のうち少なくとも一つのスレーブ装置における該復帰準備時間が前記制御時間よりも長く予め設定された車載ネットワークシステムにおいて、
前記制御時間よりも短い前記復帰準備時間で前記ウェイクアップ処理を行うと共に、該ウェイクアップ処理の完了時から予め設定された待機時間が経過するまでの間に、前記通信バスを介して前記制御データを受信した場合に、その受信した制御データを保持データとして記憶すると共に、前記待機時間の経過後に該保持データを前記通信バスに送出するデータ中継装置を備え、
前記待機時間は、前記複数のスレーブ装置における前記復帰準備時間のうち最も長い最長準備時間と、前記データ中継装置における前記復帰準備時間との差分時間よりも長くなるように余裕時間を該差分時間に付加して設定されていることを特徴とする車載ネットワークシステム。
IPC (4件):
B60R 16/02
, B60R 16/023
, B60R 25/00
, B60R 25/10
FI (4件):
B60R16/02 660N
, B60R16/02 665Z
, B60R25/00 606
, B60R25/10 617
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