特許
J-GLOBAL ID:201103073634243470

特装車における動力取出装置の操作機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 勝俊 (外1名)
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願平1-312823
公開番号(公開出願番号):特開平3-172625
特許番号:特許第2618725号
出願日: 1989年11月30日
公開日(公表日): 1991年07月26日
請求項(抜粋):
【請求項1】トランスミッションから取り出されたエンジン動力を伝達して常時回転している入力軸に動力取出歯車が固着され、その動力取出歯車に近接して上記入力軸に遊動可能に装着された同芯・同径の円環歯車および動力伝達歯車が配置され、いずれの歯車にも同時に噛み合うことができるように上記入力軸方向へ移動可能なシフターと、そのシフターを移動させるために変位する操作ロッドとを備え、上記円環歯車の内面には動力取出歯車側へ拡がる被嵌円錐面が形成される一方、上記動力伝達歯車には上記被嵌円錐面に嵌脱可能な出力円錐面が形成されたシンクロ機構を有する特装車における動力取出装置において、上記円環歯車ならびに動力伝達歯車に噛み合わせるために前記シフターを移動させるとき、引き方向の操作力を作用させて上記操作ロッドを一定速度で変位させる電動モータが備えられ、上記電動モータによって前記操作ロッドが引かれるとき、所定以上の噛み合い反力を受けた時点から操作ロッドの変位を吸収しながら蓄力すると共に上記シフターの移動を抑制し、蓄力限界以降で操作ロッドの変位を直接伝えて、そのシフターを上記円環歯車に噛み合わせ、そのシフターが円環歯車と完全に噛合することによって、操作ロッドに作用している噛み合い反力が急減した時点で、一定速度で変位する操作ロッドに上記蓄力を放出して、操作ロッドの変位を増速させる可変長式緩衝型蓄力手段が、動力取出装置のケーシング外にある部分の前記操作ロッドに介在され、前記シフターが円環歯車と噛み合いを完了した後、上記動力伝達歯車に噛み合い始めるまでの時間を短くして、その間に動力伝達歯車の同期回転速度が著しく低下するのを抑制することができるようにしたことを特徴とする特装車における動力取出装置の操作機構。
IPC (3件):
F16D 23/12 ,  B60K 17/28 ,  B60P 1/04
FI (3件):
F16D 23/12 Q ,  B60K 17/28 D ,  B60P 1/04 J

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