特許
J-GLOBAL ID:201103074007981136

空中電磁探査法による地盤の解析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 武田 明広 ,  武田 賢市
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-091934
公開番号(公開出願番号):特開2011-220911
出願日: 2010年04月13日
公開日(公表日): 2011年11月04日
要約:
【課題】色分け区分の作業を人為的に行うことなく、地質及び地下水、粘土鉱物の含有状況を可視化して、高い精度で評価を行うことができる地盤の解析方法を提供する。【解決手段】空中電磁法による電磁探査を行って取得した測定データに対し各種の補正、レベリングを行い、各測定点における比抵抗値を計算し、補間処理を行って、周波数毎にグリッド形式の比抵抗データを生成し、これを数値標高モデルのデータと組み合わせることにより、3次元比抵抗モデルを作成し、任意の鉛直断面についてのグリッド形式の比抵抗データを生成し、このグリッド形式の比抵抗データに対し、比抵抗差分解析を行い、更に、ラプラシアン解析を行って、比抵抗値を評価値に変換して出力する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ヘリコプタを用いた空中電磁法による電磁探査を行い、調査対象地盤における1次磁場に対する2次磁場の強さの割合を同相成分と離相成分とに分離して測定するステップ1と、 前記ステップ1の電磁探査によって取得した測定データ全体について、ドリフトによるずれを補正するステップ2と、 前記ステップ2において全体の補正を行った測定データを、飛行測線毎の測定データに分割し、それぞれレベリングを行うステップ3と、 前記ステップ3においてレベリングを行った飛行測線毎の測定データから、各測定点における比抵抗の値を計算し、補間処理を行い、周波数毎にグリッド形式の比抵抗データを生成し、このグリッド形式の比抵抗データと、前記ステップ3においてレベリングを行った飛行測線毎の測定データとからなる入力格子データを生成し、この入力格子データに対しグリッドレベリングを行って、2次元的にエラーを除外してレベリング済み格子データを求め、このレベリング済み格子データから、飛行測線毎の比抵抗データを生成するステップ4と、 前記ステップ4において生成した飛行測線毎の比抵抗データを基に、飛行測線間の比抵抗データを補間するとともに、再びグリッディングを行い、周波数毎にグリッド形式の比抵抗データを生成するステップ5と、 前記ステップ5において生成した周波数毎のグリッド形式の比抵抗データと、数値標高モデルのデータとを組み合わせることにより、3次元比抵抗モデルを作成するステップ6と、 前記ステップ6において作成した3次元比抵抗モデルから、任意の鉛直断面についてのグリッド形式の比抵抗データを生成するステップ7と、 前記ステップ7において生成した任意の鉛直断面についてのグリッド形式の比抵抗データに対し、深度方向の累積誤差を取り除くために比抵抗差分解析を行うステップ8と、 前記ステップ8において比抵抗差分解析を行ったグリッド形式の比抵抗データに対し、スムージング処理を行い、このスムージング処理を行ったグリッド形式の比抵抗データに対し、ラプラシアンフィルターを適用することにより、当該グリッド形式の比抵抗データを構成するすべての格子点の比抵抗値を、評価値に変換して出力するステップ9とを順次実行することにより、調査対象地盤において着目したい任意の鉛直断面についての比抵抗構造を可視化して出力することを特徴とする地盤の解析方法。
IPC (1件):
G01V 3/16
FI (1件):
G01V3/16

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