特許
J-GLOBAL ID:201103075012281254

飛行時間型質量分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 喜多 俊文
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-529737
特許番号:特許第4132667号
出願日: 1999年01月12日
請求項(抜粋):
【請求項1】イオン源としてイオンを捕捉して特定のイオンを選別する四重極イオントラップと、イオン検出器と、前記四重極イオントラップと前記イオン検出器の間の無電界ドリフト空間とを備えた飛行時間型質量分析器であって、 前記四重極イオントラップは、一つのリング電極と前記リング電極を中心に対称に配置された第1および第2のエンドキャップ電極とを有し、 前記第1のエンドキャップ電極はイオンが引き出されるための少なくとも一つの開口をその中心に有し、 電源手段は前記第1のエンドキャップ電極に対しては前記リング電極を基準に見て第1の引出電圧を供給し、前記第2のエンドキャップ電極に対しては前記第1の引出電圧とは反対の極性で前記リング電極を基準に見て第2の引出電圧を供給し、 正イオンの引出においてはこれら前記第1の引出電圧と前記第2の引出電圧はそれぞれ負、正の極性であり、負イオンの引出においてはそれぞれ正、負の極性であり、 前記第1と第2の引出電圧は、イオンが前記開口より引き出される時点において後段加速を必要としないエネルギーを前記イオンに与え、かつ、前記第2の引出電圧を前記第1の引出電圧の0.5倍から0.8倍の範囲とし、前記イオントラップの中心を通る等電位面が前記第1のエンドキャップ電極側が凹となる形状に弯曲した電界を形成する飛行時間型質量分析器において、 前記弯曲した電界の作用により前記イオントラップ内を前記第1のエンドキャップ電極の前記開口方向に向かって走行するイオンの軌道を収束させ、 前記走行するイオンが前記開口を通過する時点で経験する発散作用により前記軌道を補正することで平行ビームを形成することを特徴とする飛行時間型質量分析器。
IPC (2件):
H01J 49/40 ( 200 6.01) ,  H01J 49/42 ( 200 6.01)
FI (2件):
H01J 49/40 ,  H01J 49/42
引用特許:
審査官引用 (1件)

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