特許
J-GLOBAL ID:201103075173345023

レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 高橋 省吾 ,  稲葉 忠彦 ,  村上 加奈子 ,  中鶴 一隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-093949
公開番号(公開出願番号):特開2011-226796
出願日: 2010年04月15日
公開日(公表日): 2011年11月10日
要約:
【課題】 従来のレーダ装置は、目標とクラッタをドップラ周波数で分離し、狭帯域フィルタを通過した目標の電力で利得制御を行っていたため、電力が大きいクラッタを受信した時に、受信系が飽和するという問題があった。【解決手段】 受信系の初段に阻止帯域の異なる複数のノッチフィルタを備え、外部に備えた速度センサ及び姿勢角センサからの情報をもとにクラッタ周波数を計算し、適合する阻止帯域のノッチフィルタを選択する。選択したノッチフィルタは、受信した目標信号のみ通過させ、クラッタを減衰させる。これにより、クラッタにより受信系が飽和する問題を解消する。なお、受信系の初段にフィルタを配置すると、NFが劣化し、低S/Nの目標の検出が困難になる問題があるため、高度が低くクラッタ電力が大きい時のみ、ノッチフィルタを通過させるよう、切換えを行う。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
飛しょう体に搭載され、追尾対象の目標と前記飛しょう体との速度差によって生じるドップラ周波数を検知することにより、クラッタから前記目標を抽出して目標を追尾するパルスドップラ方式のレーダ装置であって、 前記目標の方向から受信した受信波の出力先を切り換えるスイッチ部と、 前記スイッチ部の各々の出力先に接続され阻止周波数帯域の異なる複数のフィルタから構成されるノッチフィルタと、 前記受信波においてクラッタからの反射波の周波数を計算するクラッタ周波数計算部と、 前記スイッチ部に対して前記受信波の出力先を指定するフィルタ選択部と、 前記目標の検出及び追尾処理を行う信号処理部を備え、 前記フィルタ選択部は、前記クラッタ周波数計算部が計算した前記クラッタからの反射波の周波数に基き前記クラッタからの反射波を抑圧可能なフィルタを前記ノッチフィルタから選択し、選択した当該フィルタを前記スイッチ部の出力先に指定し、 前記信号処理部は、前記ノッチフィルタを通過した前記受信波に基き前記目標の検出及び追尾処理を行うことを特徴とするレーダ装置。
IPC (2件):
G01S 13/52 ,  G01S 13/66
FI (2件):
G01S13/52 ,  G01S13/66
Fターム (10件):
5J070AB01 ,  5J070AC02 ,  5J070AC11 ,  5J070AD01 ,  5J070AE06 ,  5J070AF06 ,  5J070AH39 ,  5J070AK16 ,  5J070BA01 ,  5J070BB01

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