特許
J-GLOBAL ID:201103077333812971

ボール式テンショナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 津野 孝 ,  藤本 信男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-103812
公開番号(公開出願番号):特開2011-231881
出願日: 2010年04月28日
公開日(公表日): 2011年11月17日
要約:
【課題】エンジン始動時にタイミングチェーンから受けるプランジャの後退変位を阻止してバタツキ音を低減し、エンジン稼働時のプランジャ過剰飛び出しに起因したチェーン張力過多で生じるプランジャの後退変位を許容してうなり音を解消するボール式テンショナを提供すること。【解決手段】ハウジング本体110に対してプランジャ120を突出方向に付勢するプランジャ付勢用バネ130と、プランジャ摺動孔112の先端開口側拡径凹部112a内でプランジャ120に外嵌する円環状ボールシート140を突出方向に付勢するボールシート付勢用バネ150と、円環状ボールシート140のボール誘導用傾斜溝143を転動してプランジャ120のラック歯121に係合するボール160と、先端開口側拡径凹部112a内にボールシート付勢用バネ150と円環状ボールシート140とボール160とを変位自在に封入してプランジャ120に嵌挿する封止プレート170とを備えたボール式テンショナ100。【選択図】図2
請求項(抜粋):
走行するタイミングチェーンに向けて進退自在に突出する円柱状のプランジャと、該プランジャを進退自在に嵌挿するプランジャ摺動孔が形成されたハウジング本体と、該ハウジング本体に対してプランジャを突出方向に付勢するプランジャ付勢用バネと、前記プランジャ摺動孔の先端開口側拡径凹部内でプランジャに外嵌してプランジャに沿って変位する円環状ボールシートと、該円環状ボールシートのバネ当接底面をプランジャの突出方向に付勢するボールシート付勢用バネと、前記円環状ボールシートのシート面に形成されたボール誘導用傾斜溝をプランジャの径方向に転動して前記プランジャの外周面に突出方向に沿って複数周設されたラック歯に順次係合するボールと、前記プランジャ摺動孔の先端開口側拡径凹部内に順次配置したボールシート付勢用バネと円環状ボールシートとボールとを変位自在に封入して前記プランジャを進退自在に嵌挿する封止プレートとを備えたボール式テンショナであって、 前記ラック歯が前記プランジャの突出方向に漸次縮径した環状緩斜面と該環状緩斜面と背中合わせにプランジャの後退方向に漸次縮径した環状急斜面とを備え、 前記ボール誘導用傾斜溝が前記プランジャに向けて漸次彫り込まれてラック歯の環状急斜面に対面する傾斜底面を備え、 前記ボールが前記円環状ボールシートとプランジャと封止プレートとに同時に当接する状態で設けられていることを特徴とするボール式テンショナ。
IPC (1件):
F16H 7/08
FI (1件):
F16H7/08 B
Fターム (7件):
3J049AA08 ,  3J049BB02 ,  3J049BB13 ,  3J049BB26 ,  3J049BB33 ,  3J049BB35 ,  3J049CA02

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