特許
J-GLOBAL ID:201103082030413024

クロマトグラフ用データ処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 特許業務法人京都国際特許事務所 ,  小林 良平
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-092602
公開番号(公開出願番号):特開2002-286704
特許番号:特許第4586288号
出願日: 2001年03月28日
公開日(公表日): 2002年10月03日
請求項(抜粋):
【請求項1】 カラムから溶出する試料の吸光度スペクトルを時間経過に伴って順次検出する検出器を備えたクロマトグラフ装置において、時間軸方向に各測定時点の吸光度をプロットしたクロマトグラムに現れるピークの純粋性を判断するためのデータ処理装置であって、 a)対象とするピークの開始点から終了点までの測定時点毎にそれぞれ、当該ピークの開始点から終了点までの間であって、少なくともその測定時点における吸光度データ又はその測定時点における吸光度スペクトル中の最大強度に応じて算出される時間だけその測定時点から離れた時点における吸光度スペクトルを、その測定時点に対応する基準スペクトルとして決定する基準スペクトル算出手段と、 b)各測定時点において検出された吸光度スペクトルの各波長における吸光度のデータ、及び、前記基準スペクトル算出手段により決定された各測定時点にそれぞれ対応する基準スペクトルにおける吸光度のデータに基づき、各測定時点における検出吸光度スペクトルとその測定時点に対応する基準スペクトルとの類似度rを算出する類似度算出手段と、 c)各測定時点において検出された吸光度スペクトルの各波長における吸光度のデータ、前記基準スペクトル算出手段により決定された各測定時点に対応する基準スペクトルにおける吸光度のデータ、及びベースラインにおける吸光度スペクトルの吸光度のデータに基づき、各測定時点における判定基準値tを算出する基準値算出手段と、 d)前記各測定時点における類似度rと判定基準値tとの大小関係を判定する判定手段と、 を備え、前記基準スペクトル算出手段は、或る測定時点に対応する基準スペクトルを求めるために、対象とするピークのピークトップの強度をHTOP、HTOPと当該測定時点における吸光度Hiとの比をHi/HTOP=I、該測定時点における吸光度スペクトルの中の最大強度に依存して決まる所定の変数をXとしたとき、HTOP×(I+X)で求まる吸光度が、対象とするピークの開始点から終了点までの間で得られる位置を基準点として、該基準点上の吸光度スペクトル又は該基準点に最も近い測定時点の吸光度スペクトルを基準スペクトルとすることを特徴とするクロマトグラフ用データ処理装置。
IPC (2件):
G01N 30/86 ( 200 6.01) ,  G01N 30/74 ( 200 6.01)
FI (4件):
G01N 30/86 G ,  G01N 30/86 E ,  G01N 30/86 H ,  G01N 30/74 E
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • クロマトグラフ用検出装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-029043   出願人:株式会社島津製作所
  • 特開平1-277754
  • 特開平1-161123
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