特許
J-GLOBAL ID:201103082047641608

PLL回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 船津 暢宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-186066
公開番号(公開出願番号):特開2011-040967
出願日: 2009年08月10日
公開日(公表日): 2011年02月24日
要約:
【課題】 エージング特性を自動補正し、外部基準信号の未接続又はアンロック時に出力周波数変動を小さくできるPLL回路を提供する。【解決手段】 基準信号が適正範囲内でロック状態の場合に、初期調整時に、チャージポンプ出力電圧(A)の初期電圧を温度情報Tと共に読み取り、自走周波数設定用電圧(B)が電圧(A)となるようのDAコンバータ又はPWM出力回路9の設定値を調整し、温度特性初期テーブルを生成し、運用中に、温度情報Tにおける電圧(A)の最新電圧に対応する設定値を、温度特性初期テーブルを参照して特定し、初期電圧と最新電圧の設定値の差分で当該テーブルをオフセット補正して自走用温度補正テーブルを生成し、アンロック状態等になると特定された設定値による自走周波数設定用電圧(B)で自走するPLL回路である。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
PLL回路であって、 入力される制御電圧によって発振周波数を変更する電圧制御発振器と、 前記電圧制御発振器からの出力を分岐して入力し、分周する分周器と、 入力される基準信号と前記分周器からの出力信号との位相を比較し、位相差に基づく信号を出力する位相比較器と、 前記位相比較器からの信号について位相差をパルス幅の電圧で出力するチャージポンプと、 前記チャージポンプからの出力を平滑化する第1のローパスフィルタと、 前記電圧制御発振器に入力される制御電圧を分岐して入力し、デジタルに変換するADコンバータと、 設定される設定値に応じてアナログ電圧を出力するDAコンバータと、 前記DAコンバータからの出力を平滑化する第2のローパスフィルタと、 前記第1のローパスフィルタからの出力と前記第2のローパスフィルタからの出力のいずれかを選択するスイッチと、 入力される前記基準信号を検出する検出回路と、 前記位相比較器からの信号を入力し、ロック状態を検出するロック判定回路と、 前記検出回路からの検出信号を入力し、前記ロック判定回路からのロック検出信号を入力し、前記ADコンバータからの制御電圧の値を入力し、設定値を前記DAコンバータに設定し、前記スイッチの切り替えを制御するマイクロプロセッサーとを備え、 前記マイクロプロセッサーは、 前記検出回路からの信号に基づいて基準信号入力レベルが適正範囲内であるか否か判定し、前記ロック判定回路からのロック検出信号に基づいてロック状態を判定し、 初期調整時に、基準信号入力レベルが前記適正範囲内であってロック状態の場合に、前記第1のローパスフィルタからの出力を選択するよう前記スイッチを制御し、前記第1のローパスフィルタからの初期制御電圧を、前記ADコンバータを介して入力して記憶し、当該初期制御電圧と前記第2のローパスフィルタからの出力電圧が等しくなるよう前記DAコンバータに設定値を設定すると共に前記第2のローパスフィルタからの出力を選択するよう前記スイッチを制御し、複数の設定値に対する制御電圧値を初期テーブルとして記憶し、 運用中に、基準信号入力レベルが前記適正範囲内であってロック状態の場合に、前記第1のローパスフィルタからの出力を選択するよう前記スイッチを制御し、前記第1のローパスフィルタからの最新制御電圧を、前記ADコンバータを介して入力して記憶し、前記初期テーブルを参照して前記最新制御電圧の電圧値に対応する設定値を前記DAコンバータに設定し、 運用中に、基準信号入力レベルが適正範囲内でなく、若しくはロック状態でない場合に、前記第2のローパスフィルタからの出力電圧を選択するよう前記スイッチを制御することを特徴とするPLL回路。
IPC (4件):
H03L 7/10 ,  H03L 1/02 ,  H03L 7/14 ,  H03L 7/095
FI (4件):
H03L7/10 D ,  H03L1/02 ,  H03L7/14 A ,  H03L7/08 B
Fターム (16件):
5J106CC01 ,  5J106CC21 ,  5J106CC38 ,  5J106CC52 ,  5J106DD08 ,  5J106DD32 ,  5J106DD35 ,  5J106DD36 ,  5J106EE02 ,  5J106EE08 ,  5J106EE11 ,  5J106GG01 ,  5J106HH03 ,  5J106JJ01 ,  5J106KK13 ,  5J106KK16

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