特許
J-GLOBAL ID:201103089347015606

経路制御装置、通信システムおよび経路計算方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 磯野 道造 ,  大石 恵
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-033525
公開番号(公開出願番号):特開2011-171980
出願日: 2010年02月18日
公開日(公表日): 2011年09月01日
要約:
【課題】ネットワークの現用系経路および予備系経路の1+1の二重構成を保持する場合において、利用帯域の増加によるコスト増加や、転送遅延時間の増加による品質劣化を抑制する。また、新たな予備系経路(第3の経路)を設定する場合を考慮して、各リンクのリンク設備量を計算する。【解決手段】経路制御装置は、現用系パスまたは予備系パスの経路上の故障が発生したことを検知したとき、これをトリガとして、故障した箇所を経由せず、かつ、故障が発生しなかった経路とも重複しない新たな予備系経路(第3の経路)を計算する。そして、その第3の経路への経路切り替えを行う。また、経路制御装置は、この第3の経路上にパスが設定されることを考慮して、ネットワーク内の各リンクのリンク設備量を計算する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
ネットワークの始点ノードと終点ノードとを接続する現用系経路および予備系経路を計算する経路制御装置であって、 前記ネットワークを構成するノード、前記ノードを接続するリンク、および前記リンクそれぞれのリンクコストを示すトポロジ情報を記憶する記憶部と、 前記トポロジ情報を参照して、前記ネットワークの始点ノードから終点ノードまでの間を接続する前記現用系経路である第1の経路と、前記始点ノードと終点ノードとの間を接続し、前記第1の経路上のいずれのリンクも経由しない前記予備系経路である第2の経路とを計算する経路計算部と、 前記計算した第1の経路および第2の経路の経路情報を示したパス情報を作成し、前記記憶部に記憶するパス情報作成部と、 前記パス情報の前記第1の経路または第2の経路上のいずれかのリンクが不通になる故障パターンを想定し、前記始点ノードと終点ノードとの間を接続し、かつ、前記想定した故障パターンにおいて前記不通になったリンクも、前記不通にならなかった経路のリンクも経由しない第3の経路を、前記トポロジ情報を参照して計算し、前記計算した第3の経路の経路情報を示した動的パス情報を作成し、前記記憶部に記憶する動的経路計算部と、 前記ネットワーク経由で、前記リンクごとの利用帯域を取得し、前記取得したリンクごとの利用帯域を利用帯域情報として前記記憶部に記憶する利用帯域取得部と、 前記利用帯域情報および前記動的パス情報を参照して、前記故障パターンごとに、当該故障パターンにおける前記リンクそれぞれの第3の経路の利用帯域を計算し、当該リンクの第3の経路の利用帯域のうち、最大となる帯域を選択し、前記利用帯域情報に示される当該リンクの利用帯域に、前記選択した第3の経路の利用帯域を加算した帯域を、当該リンクのリンク設備量として示したリンク容量情報を作成し、前記記憶部に記憶するリンク容量計算部と、 前記リンク容量情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする経路制御装置。
IPC (1件):
H04L 12/56
FI (1件):
H04L12/56 100A
Fターム (5件):
5K030GA12 ,  5K030KA05 ,  5K030LB05 ,  5K030MD02 ,  5K030MD07

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