特許
J-GLOBAL ID:201103089566731732

ワーク位置決め手段を具えた数値制御装置内蔵フライス盤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 清一郎
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-202127
公開番号(公開出願番号):特開2003-011012
特許番号:特許第3453568号
出願日: 2001年07月03日
公開日(公表日): 2003年01月15日
請求項(抜粋):
【請求項1】 平面視で正方形状乃至長方形状をなすワークの前後面と左右面の4面のフライス加工と、左右面のみのフライス加工を、ワークの所要の位置決めを行って選択的に施すことのできるワーク位置決め手段を具えた数値制御装置内蔵フライス盤であって、前記数値制御装置により前後方向で移動制御され且つ垂直な軸線回りに回転せしめられるテーブルと、前記数値制御装置にて左右方向で移動制御され且つフライスが取り付けられる、第1のヘッドと第2のヘッドと、前記ワークをテーブル上に位置決めするために、該ワークの左右方向の一方の面が当接し得る位置決め部を有した第1の当接部材と、前記ワークの前後方向の面のうち、前記ヘッドに近い側の面に当接し得る位置決め部を有した第2の当接部材と、2面加工用のワーク前端検知器とを具えており、前記第1の当接部材は、前記第1のヘッドに付設された第1のシリンダのロッド先端に設けられ、前記ワークの左右方向の一方の面を該第1の当接部材の前記位置決め部に当接させた状態で、該ワークを前後方向に移動可能となされ、又前記第2の当接部材は、前記第2のヘッドに付設された第2のシリンダのロッド先端に設けられており、該第2のシリンダは、前記4面加工を施す場合は伸長するが、前記2面加工を施す場合は伸長しないようになされており、又前記ワーク前端検知器は、前記2面加工を施す場合において、前記第2の当接部材の前記位置決め部よりも前方側において、ワークの前端を検知する如くなされており、前記4面加工に際しては、前記第1、第2のシリンダが伸長状態となって、前記第1、第2のヘッドが前記数値制御装置にて左右方向で移動制御されると共に、前記テーブルが前記数値制御装置にて前後方向で移動制御され、これにより、前記第1、第2の当接部材が前記テーブル上に所要に位置決めされる如くなされており、前記ワークの左右面の一方と前記前後面の一方を前記第1、第2の当接部材の位置決め部に夫々当接させることにより、前記テーブルの前記回転軸線と、前記ワークの仕上がり寸法に基づいて設定されたワークの中心とを一致させ得るようになされ、該ワークの位置決め後、フライス加工の障害とならないように前記第1、第2のシリンダを共に縮小状態となし得るようになされており、一方、前記2面加工に際しては、前記第1のシリンダが伸長状態となって、前記第1のヘッドが前記数値制御装置にて左右方向で移動制御されると共に前記テーブルが前記数値制御装置にて前後方向で移動制御され、これにより、前記第1の当接部材が前記テーブル上に所要に位置決めされる如くなされており、前記ワークの左右面の一方を前記第1の当接部材の位置決め部に当接させると共に該ワークの前端が前記ワーク前端検知器で検知された状態とすることにより、ワークの左右方向の仕上がり寸法と、ワークの前後方向の実測寸法とに基づいて設定されたワークの中心と、前記テーブルの前記回転軸線とを一致させ得るようになされており、該ワークの位置決め後、フライス加工の障害とならないように前記第1のシリンダを縮小状態となし得ることを特徴とするワーク位置決め手段を具えた数値制御装置内蔵フライス盤。
IPC (2件):
B23C 1/04 ,  B23Q 16/02
FI (2件):
B23C 1/04 ,  B23Q 16/02 J

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