特許
J-GLOBAL ID:201103091345259960

基地局制御装置負荷分散方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 机 昌彦 ,  工藤 雅司 ,  谷澤 靖久
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-395111
公開番号(公開出願番号):特開2003-199136
特許番号:特許第3789354号
出願日: 2001年12月26日
公開日(公表日): 2003年07月11日
請求項(抜粋):
【請求項1】 MSC(移動通信交換機)と、前記MSCと第1の通信ネットワークを介して接続される複数のBSC(基地局制御装置)と、前記複数のBSCとループネットワークであるところの第2の通信ネットワークを介して接続される複数のBTS(基地局)と、を備えたセルラー移動通信システムにおいて、前記MSCは、前記複数のBSCの負荷状態を監視し制御する負荷状態監視・制御手段を備え、前記複数のBSCはそれぞれ、自BSCの配下として管理するBTSの基地局番号などを管理するデータ管理手段と、自BSC及び配下のBTSの呼処理能力を管理する呼処理能力管理手段とを備え、前記複数のBTSはそれぞれ、自BTSがアクセスすべきBSCを記憶する基地局制御装置記憶手段を備え、前記MSCの前記負荷状態監視・制御手段は、何れかのBSCの呼処理の負荷が重くなり該BSCにて呼の処理が不可能となった場合には、負荷の軽い他のBSCを選択して該呼の処理を行わせるように切り替え、 前記MSCの前記負荷状態監視・制御手段は、前記各BSCや前記各BTSのトラヒック量を測定するトラヒック測定部と、呼処理能力しきい値を越えていないBSCを設定する呼処理能力登録テーブルと、何れかのBSCが呼処理能力をオーバーして呼処理が起動できなくなった該BSCの配下のBTSを登録する未処理基地局テーブルと、前記呼処理能力登録テーブルと前記未処理基地局テーブルとを参照して前記各BSCの監視/制御処理を行う基地局制御装置処理部と、から構成され、 前記BSCの前記データ管理手段は、自BSCが管理するBTSの基地局番号を設定する基地局データベースと、前記基地局データベースへの基地局番号の登録・削除や、自BSCが管理するBTSの前記基地局制御装置記憶手段に対して自BSCの登録などを行う基地局データ処理部と、から構成され、前記呼処理能力管理手段は、前記BTSに対する呼処理を行う呼処理対応部と、自BSC及び配下のBTSの現状の呼処理能力と予め設定されている呼処理能力しきい値との比較を行う呼処理能力しきい値比較部と、前記MSCが前記トラヒック測定部で測定したトラヒックデータを収集し格納するトラヒックデータ収集部と、から構成され、 前記BTSの前記基地局制御装置記憶手段は、自BTSが標準に接続するBSCを登録している標準基地局制御装置記憶部と、自BTSが現在の呼の処理を依頼するBSCが登録される基地局制御装置呼処理アクセステーブルと、から構成され、前記BTSは更に、自BTSの呼処理能力の上限値が設定されるトラヒック上限記憶部を備え、 前記セルラー移動通信システムのシステム起動初期段階において、前記BTSが前記基地局制御装置呼処理アクセステーブルに登録されているアクセス先のBSCに対してATMパケットを送信してアクセスすると、前記BSCの半固定処理動作が起動され(ステップS200)、前記BSCの前記基地局データ処理部により前記基地局データベースを検索し、アクセス元の前記BTSが自BSCの配下にあるかを確認し(ステップS201)、次に、前記トラヒックデータ収集部により、前記BTSの前記トラヒック上限記憶部から前記BTSのトラヒック上限値と、前記MSCの前記トラヒック測定部から前記BTSの現状のトラヒックであるところのトラヒック測定値とを収集し(ステップS202)、前記トラヒック上限値を前記トラヒック測定値が上回っていないかを判定することにより、前記BTSの呼処理能力をオーバーしていないかを判定し(ステップS203)、前記トラヒック上限値を前記トラヒック測定値が上回っていない場合は、該BTSの呼処理能力しきい値を現在の前記トラヒック測定値がオーバーしていないと判定し(ステップS203でNO)、該BTSの基地局番号を前記基地局データベースに再設定し(ステップS204)、処理を終了し(ステップS207へ進む)、ステップS203において前記トラヒック上限値を前記トラヒック測定値が上回っている場合は、該BTSの呼処理能力しきい値を現在の前記トラヒック測定値がオーバーしていると判定し(ステップS203でYES)、該BTSの基地局番号を前記基地局データベースから削除し(ステップS205)、該BTSの基地局番号を前記基地局データ処理部から前記MSCの前記基地局制御装置処理部に送出して前記未処理基地局テーブルに登録し(ステップS206)、処理を終了し(ステップS207)、 前記半固定処理動作が全ての前記BSCにおいて終了すると、前記MSCは前記未処理基地局テーブルにBTSが登録されているか検索し、もしBTSが登録されていれば、前記MSCの前記基地局制御装置処理部は、前記呼処理能力登録テーブルから呼処理能力のしきい値をオーバーしていないBSCを検索してアサインし、該BSCの前記基地局データベースに、前記未処理基地局テーブルに登録されているBTSを登録し、該BSCの前記基地局データベースに登録した前記BTSは前記未処理基地局テーブルから削除し、前記MSCにより新たに自己の前記基地局データベースに前記BTSを登録されたBSCは、該BTSの前記基地局制御装置呼処理アクセステーブルに自BSCを前記基地局データ処理部により設定し、 前記システム起動初期段階の動作を終了して前記セルラー移動通信システムが運用中になると、MS(移動局)の呼毎にダイナミック処理動作が起動され、前記ダイナミック処理動作においては、呼毎に前記BSCに予め設定されている呼処理能力しきい値をオーバーしていないかを判定し、前記BSCの呼処理能力しきい値をオーバーしていない場合には、該呼の処理を該BSCで行い、前記BSCの呼処理能力しきい値をオーバーした場合には、該呼の処理を他の呼処理能力に余裕のあるBSCにて行わせるようにBSCを切り替えて、BSCの負荷分散を図る、ことを特徴とする基地局制御装置負荷分散方式。
IPC (2件):
H04Q 7/22 ( 200 6.01) ,  H04Q 7/28 ( 200 6.01)
FI (1件):
H04Q 7/04 J
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開平4-311198
  • 移動通信網システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-146583   出願人:エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社
  • 交換システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-173825   出願人:沖通信システム株式会社, 沖電気工業株式会社
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-311198
  • 移動通信網システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-146583   出願人:エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社
  • 交換システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-173825   出願人:沖通信システム株式会社, 沖電気工業株式会社

前のページに戻る