特許
J-GLOBAL ID:201103091977846900

燃料電池システム及び燃料電池システムの運転方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人 有古特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-236328
公開番号(公開出願番号):特開2011-086398
出願日: 2009年10月13日
公開日(公表日): 2011年04月28日
要約:
【課題】硫黄化合物による燃料電池の触媒被毒による電池性能の低下を検知することができる、燃料電池システムを提供する。【解決手段】燃料電池スタック101、電圧印加器102、及び被毒判定器120aを備え、電圧印加器102は他方の電極の電位が水素酸化還元電位よりも低い電位となる電圧(以下、第1の電圧)を燃料電池に印加し、その後、他方の電極の電位が、白金触媒の表面に酸化物が生成する電位となる電圧(以下、第2の電圧)を燃料電池に印加し、被毒判定器120aは、燃料電池の被毒判定をする際における第2の電圧が印加されたときの電流値(以下、第2電流値)と第1の電圧が印加されたときの電流値(以下、第1電流値)との差が、燃料電池初期における第2電流値と第1電流値との差よりも小さい場合に、燃料電池が被毒されていると判定する、燃料電池システム100。【選択図】図2
請求項(抜粋):
少なくとも白金触媒を含む触媒層とガス拡散層からなる一対の電極及び電解質層を有する高分子電解質形燃料電池(以下、燃料電池)を複数有する燃料電池スタックと、 一方の前記電極に燃料ガスを供給する燃料ガス供給路と、 他方の前記電極に不活性ガスを供給する不活性ガス供給路と、 前記燃料電池に所定の電圧を印加する電圧印加器と、 前記燃料電池の電流値を検知する電流検知器と、 制御器と、 被毒判定器と、を備え、 前記制御器は、前記燃料電池の被毒判定をする際に、前記一方の電極に前記燃料ガスが供給され、前記他方の電極(検知極)に不活性ガスが供給された状態で、前記検知極の電位が白金触媒の表面で、水素の吸脱着反応が起こる電位より高く、酸化物が生成する電位より低い電位となる電圧(以下、第1の電圧)を前記燃料電池に印加するように前記電圧印加器を制御し、 前記電流検知器は、前記第1の電圧が印加されたときの前記燃料電池の電流値を検知し、 その後、前記制御器は、前記検知極の電位が、前記白金触媒の表面に酸化物が生成する電位となる電圧(以下、第2の電圧)を前記燃料電池に印加するように前記電圧印加器を制御し、 前記電流検知器は、前記第2の電圧が印加されたときの前記燃料電池の電流値を検知し、 前記被毒判定器は、前記燃料電池の被毒判定をする際における前記第2の電圧が印加されたときの電流値(以下、第2電流値)と前記燃料電池の被毒判定をする際における前記第1の電圧が印加されたときの電流値(以下、第1電流値)との差が、前記燃料電池初期における第2電流値と前記燃料電池初期における第1電流値との差よりも小さい場合に、前記燃料電池の前記触媒層が硫黄化合物で被毒されていると判定する、燃料電池システム。
IPC (2件):
H01M 8/04 ,  H01M 8/10
FI (2件):
H01M8/04 Z ,  H01M8/10
Fターム (5件):
5H026AA06 ,  5H027BC20 ,  5H027KK54 ,  5H027KK56 ,  5H027MM26

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