特許
J-GLOBAL ID:201103094208272878
車両用差動歯車装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
池田 治幸
, 池田 光治郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-275957
公開番号(公開出願番号):特開2011-117540
出願日: 2009年12月03日
公開日(公表日): 2011年06月16日
要約:
【課題】フランジ部とリングギヤとを周方向に連続して貫通溶接しつつも溶接深さが必要以上に深くなることを抑制することができる車両用差動歯車装置を提供する。【解決手段】溶接される一対の当接面22aおよび24aの内周側に隣接する位置には、必要溶接深さの下限値Aに対応する径方向位置aに外周縁が位置させられ且つ必要溶接深さの上限値Bに対応する径方向位置bに内周縁が位置させられ、軸心C方向の間隔が前記溶接によって埋められる第1寸法D1以下に設定された第1環状隙間30が設けられ、その第1環状隙間30の内周側に隣接する位置には、軸心C方向の間隔が前記溶接によって埋められない第1寸法D1よりも大きい寸法に設定された第2環状隙間32が設けられ、溶接ビード28の溶込深さX1のばらつき範囲の最小値が前記必要溶接深さの下限値Aよりも大きくなるように前記溶接が施される。【選択図】図2
請求項(抜粋):
相対向する一対のサイドギヤとそれらに噛み合うピニオンとを該ピニオンを回転可能に支持した状態で収容すると共に円筒状外周面から外周側へ一体に突設された円環状のフランジ部を有するデフケースと、該フランジ部の軸心方向の一側面と該一側面に当接させられた一端面との間で溶接された円環状のリングギヤとを備え、該リングギヤに入力された動力を前記一対のサイドギヤの回転差を許容しつつ該一対のサイドギヤに連結された回転部材にそれぞれ伝達する車両用差動歯車装置であって、
前記フランジ部の一側面および前記リングギヤの一端面には、それら相互の溶接における径方向に予め定められた必要溶接深さの下限値に対応する径方向位置に内周縁が位置させられ、前記溶接前に相互に当接させられる一対の当接面がそれぞれ形成され、
該当接させられた一対の当接面の内周側に隣接する位置には、前記溶接における径方向に予め定められた必要溶接深さの上限値に対応する径方向位置に内周縁が位置させられ、前記フランジ部と前記リングギヤとの前記軸心方向の間隔が前記溶接によって埋められる第1寸法以下に設定された第1環状隙間が設けられ、
該第1環状隙間の内周側に隣接する位置には、前記フランジ部と前記リングギヤとの前記軸心方向の間隔が前記溶接によって埋められない前記第1寸法よりも大きく設定された第2環状隙間が設けられていることを特徴とする車両用差動歯車装置。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (7件):
3J027FB01
, 3J027HA01
, 3J027HA03
, 3J027HA05
, 3J027HB07
, 3J027HC04
, 3J027HC08
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