特許
J-GLOBAL ID:201103094947304761

交流サーボモータにおける電圧形PWMインバータの制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木下 実三
公報種別:特許公告
出願番号(国際出願番号):特願昭60-127317
公開番号(公開出願番号):特開昭61-288795
出願日: 1985年06月12日
公開日(公表日): 1986年12月18日
請求項(抜粋):
【請求項1】電流制御を目的とした電圧形PWMインバータのスイッチング状態によって決まる6種類の電圧ベクトルと2種類の零電圧ベクトルとを8種類のスイッチングモードに対応させ、このスイッチングモードの選択によって交流サーボモータを制御する交流サーボモータにおける電圧形PWMインバータの制御方法であって、前記サーボモータの巻線のインダクタンス、抵抗をL,R、としたとき、を、とした場合において、電流指令ベクトルと電流ベクトルとの差である偏差電流ベクトルおよびその偏差電流ベクトルの変化率を求め、前記インバータのスイッチングモードに対応して、中心角60°で6つの領域〜に6等分された電流複素平面において、前記偏差電流ベクトルがどの領域〜に属しているかを判定する一方、前記零電圧ベクトルを原点とし、かつ、その零電圧ベクトルを1つの頂点、前記6種類の電圧ベクトルのうち隣合う2種類の電圧ベクトルを2辺とする6つの正三角形領域I〜VIに6等分された電圧複素平面において、前記偏差電流ベクトルの変化率を用いて、前記モータ端子電圧ベクトルがどの正三角形領域I〜VIに属しているかを判定し、前記偏差電流ベクトルが所定の大きさ以下の場合に、次のスイッチングモードを決定するにあたって、前記電圧複素平面において前記モータ端子電圧ベクトルが属する前記正三角形領域I〜VIの2辺となる2種類の電圧ベクトルと2種類の零電圧ベクトルとに対応する4つのスイッチングモードのなかから、前記偏差電流ベクトルの変化率が小となるスイッチングモードを、前記モータ端子電圧ベクトルが属する前記正三角形領域I〜VIと前記偏差電流ベクトルが属する前記電流複素平面の領域〜との組合せから選択するとともに、前記偏差電流ベクトルが所定の大きさを超える場合に、次のスイッチングモードを決定するにあたって、前記電流複素平面上において前記偏差電流ベクトルの属する領域〜と対角に位置する領域〜に対応しかつ前記偏差電流ベクトルの変化率成分を最も大きく発生するスイッチングモードを選択する、ことを特徴とする交流サーボモータにおける電圧形PWMインバータの制御方法。
IPC (2件):
H02P 7/63 302 D 9178-5H ,  H02M 7/48 F 9181-5H

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