特許
J-GLOBAL ID:201103098938150510

半導体遮断器及び直流給電システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 名古屋国際特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-082516
公開番号(公開出願番号):特開2011-217498
出願日: 2010年03月31日
公開日(公表日): 2011年10月27日
要約:
【課題】過電流の判定機能を十分に維持しつつ、過電流が発生した場合にそれが負荷装置側の短絡等による事故電流なのか否かを正確且つ迅速に判定して、事故電流の場合には迅速にその過電流を遮断することが可能な半導体遮断器を提供する。【解決手段】過電流発生時にそれが短絡等の事故電流であるか否かを判定するために、半導体スイッチ部31を流れる電流を検出する電流センサ32と負荷側の電圧を検出する電圧センサ33を設けると共に、過電流判定用の電流閾値と事故判定用の電圧閾値を設定する。そして、検出された電流が電流閾値以上の過電流と判定された場合、その過電流と判定された時から判定時間T1が経過するのを待つ。そして、判定時間T1が経過した時に、その時の負荷側の電圧をみて、電圧閾値を下回っていた場合には、短絡等による事故電流と判定して、半導体スイッチ部31を継続的にオフする。【選択図】図1
請求項(抜粋):
電源装置から電力供給線を介して負荷装置へ直流電力を供給する直流給電システムにおいて、前記電源装置と前記負荷装置の間を導通・遮断するために前記電力供給線に設けられた半導体遮断器であって、 前記電力供給線上に挿入され、該電力供給線を導通・遮断するための、半導体スイッチング素子からなる半導体スイッチ手段と、 前記電源装置から前記負荷装置へ前記半導体スイッチ手段を介して流れる電流を検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段により検出された電流が予め設定された電流閾値以上である過電流であるか否か判断する過電流判断手段と、 前記過電流判断手段により前記過電流と判断された場合に、所定のタイミングで前記半導体スイッチ手段のオン・オフを繰り返すリトライ動作を行うリトライ制御手段と、 前記電力供給線を介して前記負荷装置へ出力されている電圧を検出する電圧検出手段と、 前記過電流判断手段により前記過電流と判断された場合に、該判断されてから予め設定された判定所要期間が経過するまでに前記電圧検出手段により検出される電圧が予め設定された継続遮断不要条件を満たすか否か判断する電圧判断手段と、 前記電圧判断手段により、前記判定所要期間が経過するまでに前記電圧検出手段により検出される電圧が前記継続遮断不要条件を満たすと判断されなかった場合に、前記半導体スイッチ手段を継続的にオフさせる遮断手段と、 を備えたことを特徴とする半導体遮断器。
IPC (1件):
H02H 3/08
FI (1件):
H02H3/08 T
Fターム (5件):
5G004AA04 ,  5G004AB02 ,  5G004BA03 ,  5G004DA01 ,  5G004DC14

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