抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北海道滝川市のコンスタントな人口増加の要因の考察を報告した。先ず,農業の構造的変化,炭鉱合理化等の近代化により,空知の10市18町1村では,人口の流出,地方中小都市の構造的変化が見られるが,滝川市のコンスタントな人口増加は,地方中心都市としての特異性を示すことを報告した。次に,交通の要地としての条件に関し,滝川市は,河川交通の要所となっていたのに加え,陸路,鉄道の要所にもなったことを報告した。更に,道外・道央資本の販売活動の拠点として,滝川が経済活動の面で中空知の拠点となっていることを仮説としてたてられることを報告した。また,行政の中心地として,滝川市は,歴史的な行政上のつながり,行政統轄機関の集中,広域市町村圏による影響を受けていることを報告した。最後に,生活圏の中心として,中空知近隣市町村の人口減少の流出先が,本州,札幌近隣,岩見沢,滝川という拠点をもっていたこと,また滝川が,近隣の諸機能を集中し,生活の場としての(便利さ)に通ずるものであるように思われることを報告した。