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J-GLOBAL ID：201202200023923447   整理番号：12A1103239

2011東日本大震災の教訓と復旧-国土保全-ため池の被害と耐震診断

著者 (4件)： 堀俊和 (農研機構 農村工研) ,  毛利栄征 (農研機構 農村工研) ,  上野和広 (農研機構 農村工研) ,  松島健一 (農研機構 農村工研)
資料名： 基礎工  (Foundation Engineering & Equipment, Monthly)
巻： 40  号： 8  ページ： 065-067  発行年： 2012年08月15日 
JST資料番号： S0884A  ISSN： 0285-5356  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震により決壊した福島県のため池2件の現地調査の結果を報告した。藤沼貯水池(総貯水量150.4万m³)は,地震直後に堤体が大きく変形して貯水が堤体上を越流して決壊し8名の犠牲者が出た。青田新池(総貯水量1.7万m³)は東堤と南堤の結合部で決壊した。これらのため池は灌漑期直前で満水状態にあり,飽和状態の堤体土の強度が低下し大きな変形が発生したためと考えられる。ため池の耐震診断を行う簡易な方法として,小径の孔内で回転せん断試験を行う孔内回転せん断試験(BSTゾンデ)を紹介した。

シソーラス用語： *震災 ,  *溜池 ,  福島県 ,  破壊 ,  堤防 ,  診断 ,  剪断試験 ,  大地震
準シソーラス用語： 耐震診断 ,  堤防決壊 ,  東日本大震災 ,  東北地方太平洋沖地震

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  貯水池,調整池  (RC16030Z)

引用文献 (3件)：

• 1) 福島県農業用ダム・ため池耐震性検証委員会:藤沼湖の決壊原因調査報告書(要旨),1-7.2012.
• 2) 毛利栄征,松島健一,堀俊和,有吉充:ため池の被害と復旧の考え方,基礎工,Vol.33,No.10,pp.62~65,2005.
• 3) 福島県農業用ダム・ため池耐震性検-証委員会:農業用ダム・ため池の耐震性簡易検証手法の確立報告書(要旨),1-7,2012.

タイトルに関連する用語 (7件)： 東日本大震災 ,  教訓 ,  復旧 ,  国土保全 ,  ため池 ,  被害 ,  耐震診断