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J-GLOBAL ID:201202200189004180   整理番号:12A0395105

脂質によるニューロテンシン受容体NTS1とGq蛋白質との間の相互作用の調節

Modulation of the Interaction between Neurotensin Receptor NTS1 and Gq Protein by Lipid
著者 (6件):
資料名:
巻: 417  号: 1-2  ページ: 95-111  発行年: 2012年03月16日 
JST資料番号: D0124B  ISSN: 0022-2836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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膜脂質はG蛋白質共役受容体(GPCR)の活性に影響を及ぼすと見なされてきた。GPCRとG蛋白質機能における脂質の役割に関する知識のほとんどすべては,視覚色素ロドプシン及びそのG蛋白質トランスデューシンの研究に由来し,それらは高度に専門化した膜環境に存在する。したがって,ロドプシンシグナル伝達から得られた洞察は,他の非視覚的GPCRに単純には翻訳出来ない可能性がある。双性イオン性脂質1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(POPC),負荷電1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホ-(1′-rac-グリセロール)(POPG),又はPOPC/POPG混合物で調製した自己集積化リン脂質ナノディスクを用い,定義した実験条件下で,クラスAのGPCRであるニューロテンシン(NT)受容体1(NTS1)のシグナル伝達特性に及ぼす脂質頭部基の影響を調べた。動的光散乱と沈降速度の組合せから,NTS1はPOPCナノディスク,POPC/POPGナノディスク,及びPOPGナノディスクにおいてモノマーであることを示した。アゴニストNTのNTS1への結合は同様の親和性で生じ,リン脂質構成によって本質的に影響されなかった。対照的に,様々な脂質ナノディスクにおいてNTS1に結合するGq蛋白質は有意に異なっており,また活性化されたNTS1へのGαq及びGβ1γ1の明白な親和性はPOPG含量の増加につれて増加した。Gβ1γ1とNTの存在下において,GαqでのNTS1触媒GDP/GTPγSヌクレオチド交換は,POPCナノディスクに比べて,POPC/POPGナノディスク及びPOPGナノディスクで1桁又は2桁高い交換率で脂質型によって影響を受けた。得られた結果から,非視覚的GPCRに近い負荷電脂質がG蛋白質結合段階を調節することを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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細胞膜の受容体  ,  生物学的機能  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (5件):
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