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J-GLOBAL ID：201202200208250570   整理番号：12A0797672

Δ12脂肪酸不飽和化酵素の機能解析は,T.aureum ATCC34304におけるPUFA類合成のために2つの異なる経路が活性状態にあることを明らかにした

Analysis of Δ12-fatty acid desaturase function revealed that two distinct pathways are active for the synthesis of PUFAs in T. aureum ATCC 34304

著者 (12件)： MATSUDA Takanori (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  SAKAGUCHI Keishi (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  HAMAGUCHI Rie (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  KOBAYASHI Takumi (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  ABE Eriko (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  HAMA Yoichiro (Saga Univ., Saga, JPN) ,  HAYASHI Masahiro (Miyazaki Univ., Miyazaki, JPN) ,  HONDA Daiske (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  OKITA Yuji (Nippon Suisan Kaisha, Ltd., Tokyo, JPN) ,  SUGIMOTO Shinichi (Nippon Suisan Kaisha, Ltd., Tokyo, JPN) ,  OKINO Nozomu (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  ITO Makoto (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Journal of Lipid Research  (Journal of Lipid Research)
巻： 53  号： 6  ページ： 1210-1222  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： H0071B  ISSN： 0022-2275  CODEN： JLPRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Thraustochytrium aureum ATCC34304におけるPUFA産生の標準経路についての報告である。T.aureumから仮想Δ12脂肪酸デサチュラーゼ(TauΔ12des)をコードする遺伝子を単離した。この遺伝子をトランスフォームした酵母では,内因性オレイン酸(OA)がリノール酸(LA)に変換された。組換えによりこの遺伝子を破壊すると,OAの蓄積が起こり,そしてLAおよびそれ以降のPUFAのレベルが減少した。しかし,DHA含量は弱冠増加したことから,DHAは主としてPUFA合成経路を介してつくられていることが示唆された。この当該遺伝子破壊変異体をTauΔ12desをコードする遺伝子カセットでトランスフォームすると,野生型の脂肪酸プロファイルに戻った。以上,T.aureumにおいては,PUFA合成の一般的経路としてΔ12脂肪酸デサチュラーゼが機能している。

シソーラス用語： *脂肪酸デサチュラーゼ ,  *鞭毛菌類 ,  不飽和脂肪酸 ,  遺伝子導入 ,  *脂質代謝 ,  アミノ酸配列 ,  相同性 ,  系統樹 ,  GC-MS分析 ,  遺伝子クローニング ,  代謝経路 ,  ステロイド ,  オレフィン化合物 ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  第二アルコール ,  ジエン
準シソーラス用語： PUFA ,  *Thraustochytrium属 ,  分子クローニング

分類 (3件)： 代謝一般  (EB05030X) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  代謝と栄養  (EG03054K)

物質索引 (3件)： DHA ,  オレイン酸 ,  リノール酸

タイトルに関連する用語 (4件)： 脂肪酸不飽和化酵素 ,  機能解析 ,  PUFA ,  経路