抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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下川町は,北海道北部の北緯44度に位置する森林を基盤としたまちづくりを行なっている町である。そのまちづくりの契機は昭和28年に国有林から1,221haの森林を当時の町の予算規模の9割近い金額で取得したことにある。その結果,毎年50ha植栽し,60年保育で伐採する持続可能な循環型森林経営のシステムが確立された。このような森林経営に欠かせない森林整備と間伐材加工などは森林組合が担っており,その人材は約60%におよぶUターン者やIターン者によっている。下川町では,こうして築き上げられてきたものをさらに発展させる手法として「産業クラスター」に着目し実践した。その結果,平成13年より,森林バイオマスによる地域づくりを行ない,平成20年には,国の環境モデル都市に認定され,森林バイオマスの取り組みを促進している。