抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では格子Boltzmann(LBM)法を用いて移動する境界層流れを解析した。解析対象は同一密度の2相流れと浸漬境界層とした。本解析では9個の速度ベクトルを有する2D格子(D2Q9モデル),15個の速度ベクトルを有する3D格子(D3Q15モデル)を使用した。同一密度の二相流れに対してはD3Q15を使用した。浸漬境界LBM(IM-LBM)法の計算アルリズムを提示し,また移動マルチブロック計算格子に対するLBMの計算アルゴリズムを提示した。具体的適用例として軸対称収縮拡大管(コンストリクタ)中の液滴の変形流動の時間変化をLBMで解析し,Reynolds数が40に増加するに伴い流動詰まり発生のWeber数が増加し,それ以上ではWeberは一定値になることがわかった。また二次元羽ばたき翼による揚力発生,および楕円柱上の堆積をIM-LBM法を用いて解析し,IB-LBMが3D流れの解析のシミュレーションに強力なツールであることを示した。