金属-有機骨格中への水素貯蔵

SUH Myunghyun Paik; PARK Hye Jeong; PRASAD Thazhe Kootteri; LIM Dae-Woon

文献

J-GLOBAL ID：201202200353570982 整理番号：12A0385624

金属-有機骨格中への水素貯蔵

Hydrogen Storage in Metal-Organic Frameworks

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資料名：
巻： 112 号： 2 ページ： 782-835 発行年： 2012年02月
JST資料番号： B0256A ISSN： 0009-2665 CODEN： CHREAY 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：文献レビュー発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

化石燃料の減少とその燃焼に伴って発生する二酸化炭素に起因する気候変動のため,化石燃料に代わる燃料の開発が急務である。代替燃料としてもっとも注目を集めているのはガソリンより燃焼性の優れた水素である。しかし,水素を代替燃料として使用するためには,その貯蔵法の確立が必要である。本レビューは金属-有機骨格(MOF)物質を用いた水素貯蔵法の現状と課題について論じる。第二章では水素貯蔵法研究のために必要な物理量の定義についてまとめた。第三章では水素貯蔵のためのMOF物質のデザインと合成法を以下のMOF物質毎に論じた: 1)カルボキシル基主体のMOF,2)アゾラート主体のMOF,3)混合配位子型MOF,4)大環状錯体やシアニド錯体を構築単位とする金属錯体からなるMOF,5)合成後に金属中心または配位子部分を修飾する方法。第四章ではMOF物質中への水素貯蔵能を改善するため,表面積と細孔体積を増加する方法と水素の等積吸着熱を増大する方法について論じた。第五章では水素収着実験法(試料調製と操作,活性化法,重量測定と体積測定,中性子粉末回折法,非弾性中性子散乱及び温度可変赤外分光法による水素-MOF相互作用のキャラクタリゼーション)について解説した。

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配位化合物一般 , 物理的手法を用いた吸着の研究 , 燃料電池

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