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J-GLOBAL ID:201202200440855276   整理番号:12A0899844

カルボシランデンドリマに基づくsiRNAキャリアはゼータ電位とリン脂質小胞のサイズに影響を与える

siRNA carriers based on carbosilane dendrimers affect zeta potential and size of phospholipid vesicles
著者 (10件):
資料名:
巻: 1818  号:ページ: 2209-2216  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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遺伝子治療の主要な制約の一つは,負に荷電した細胞膜を通じて裸のsiRNAが受動的に拡散できないことである。従って,細胞へのsiRNAの輸送は,効率的なキャリアが必要である。本研究では,カチオン性カルボシランデンドリマー(CBD)と大型単層小胞(LUV)をモデル膜として持つ抗HIVsiRNA(デンドリプレックス)の錯体の荷電依存性相互作用を解析した。水溶性でCBD炭素-シリコン結合(CBD-CS)および水溶液中で徐々に加水分解する酸素-シリコン結合(CBD-OS)を持つ分岐した第二世代を用いた。LUVsは,双性イオンのジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC),負に帯電したジパルミトイルホスファチジルグリセロール(DPPG)およびそれらの混合物(DMMP/DPPC,モル比7:3)から成っていた。LUVsを持つデンドリプレックスの相互作用は,ゼータ電位と小胞のサイズの両方に影響を与えた。これらの値の変化は,負に帯電したLUVに対してより大きかった。CBD-CSは,より負に帯電した物質に対してゼータ電位値の減少をもたらした。一方,LUVsとデンドリプレックス間の異なる種類の相互作用を示唆しているCBD-OSに対して逆の作用が生じた。以上の結果は,CBD-CSとCBD-OSが細胞へのsiRNAの輸送に利用できることを示唆している。しかしながら,CBD-CSが,水中で良好な安定性とそれらの表面上でのsiRNAの改善された生物学的利用能のためにより好ましかった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生体膜一般  ,  動物生理一般  ,  基礎治療学 

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