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J-GLOBAL ID:201202200469043572   整理番号:12A0963280

Al-Si-Mg鋳造合金の引張性質に及ぼす水素および酸化物の影響

Effects of hydrogen and oxides on tensile properties of Al-Si-Mg cast alloys
著者 (5件):
資料名:
巻: 552  ページ: 36-47  発行年: 2012年08月30日 
JST資料番号: D0589B  ISSN: 0921-5093  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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気孔と捕捉二重酸化物被膜(以下,酸化物と呼ぶ)がAl-Si-Mg鋳造合金の最も深刻な欠陥であることが知られている。本報ではAl-7Si-0.35Mg合金の引張性質の再現性に対する溶解水素および酸化物の影響を調査した。また,水素および酸化物含有量の欠陥の形態に及ぼす影響も調査した。酸化物と水素量がそれぞれ高低の組み合わせの4種類の鋳造条件で金属鋳型に引張試験棒を鋳造し,それぞれの試験棒試料を調査した。各鋳造条件で得られた試料の引張試験の結果をワイブル二変数解析を用いて分析した。また,試料の微細組織と破壊表面を光学顕微鏡,SEMおよびEDSによって調査した。この結果,水素の引張性質に及ぼす負の影響は酸化物と比較してわずかに大きいことが明らかになった。一方,酸化物は水素に比較して引張性質のばらつきを著しく大きくする。微細組織の調査からは,溶融時の初期水素量が多くなると酸化物の形態が2次元(2D)から3次元(3D)へと変化することが分かった。これは,水素が酸化物の周りに拡散して酸化物を膨張させるためと説明することができる。この形態変化がVon Mises応力および相当塑性ひずみに及ぼす影響を,有限要素解析法によってシミュレートした。この有限要素解析の結果,酸化物の周りのVon Mises応力および相当塑性ひずみのそれぞれの最大値が酸化物の形態の2Dから3Dへの変化とともに低下することが明らかになった。また,高酸化物の試料で水素含有量が高い場合には,試料の平均引張性質が低下するが,引張性質の再現性は高くなることも明らかになった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  鋳造欠陥 

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