抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中国南部,湖南省西部,Wangcun区のカンブリア系上部のBitiao層から産出した’Orsten’タイプで保存されたphosphatocopid目,Hesslandona属,angustanaの3個のhead-larvaeについて記述した。head-larvaeは小さく(長さ300μm前後),4組の機能する四肢が生え,最初の個体発生の段階であると推測される。同じ産地および層準から産出するVestrogothia spinataのhead-larvaeと比較すると,これらのhead-larvaeは付属器官の観点からはうり二つである。これらのhead-larvaeは他の個体発生段階および他の産出地のphosphatocopid目と比較することが可能である。これらの2種をEuphosphatocopid目の代表種と見なし,それらの個体発生の情報を含め,他の’Orsten’タイプのstem-lineage甲殻類およびcrown-group甲殻類と結びつけて,初期の甲殻類の関連性を研究するために,コンピュータベースの分岐分類学的研究を行った。広義の甲殻類の系統は再構築され,系統樹におけるそれぞれのノードのautapomorphiesが与えられた。基部の内突起(及びその派生物)の起源と発達は,甲殻類の進化の追跡に使用できる。甲殻類の発生からcrown-group甲殻類までの進化過程は5段階から構成される。これらの段階は(1):四肢の3番目の組の上にのみ,また後期の幼生の段階にのみ,基部に内突起が発生,(2):最初の個体発生の段階の四肢の3番目の組の上に,そしてその後に四肢の2番目の組の上に基部の内突起が発生,(3):最初の個体発生の段階に全てのpost-antennular四肢の上に基部の内突起が発生,(4)四肢の2番目および3番目の組の上に発生した基部の内突起が基節を形成するまでに肥大,(5)post-mandibular四肢の上の基部の突起が難航類eucrustaceansに基節を形成するまでに肥大。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.