抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高層気象台は2009年9月に世界気象機関(WMO)のGCOS基準高層観測網(GRUAN)に登録され,これに伴い同年12月からドップラーライダーLR-09F III S(三菱電機(株))を用いた下層大気の風の観測を行っている。このライダーから出力される観測結果の生データには,不自然と思われる観測データが混在している。今回はこのライダーに関するデータ品質管理手法を開発し,10分平均値のデータセットを作成した。このデータセットを用いてGPSゾンデ等他の気象観測器と比較することで,当ライダーの基本的な性能を評価した。また,このデータセットを用いた風速の時間-高度断面図を表示する簡易ビューワを作成し,ラジオゾンデやウィンドプロファイラでは捉えられないような細かいスケールの大気の変動現象を視覚的に把握できるようになった。(著者抄録)