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J-GLOBAL ID：201202200884485980   整理番号：12A1097485

小型高温ガス炉システムの概念設計(I)-基本仕様及び系統概念設計-

Conceptual Design of Small-sized HTGR System (I)-Major Specifications and System Designs-

著者 (5件)： 大橋弘史 (日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究セ) ,  佐藤博之 (日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究セ) ,  田澤勇次郎 (日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究セ) ,  YAN Xing L. (日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究セ) ,  橘幸男 (日本原子力研究開発機構 原子力水素・熱利用研究セ)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Technology(Web)
号： 2011-013  ページ： WEB ONLY  発行年： 2011年06月 
JST資料番号： U0305A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 原子力機構は,小型高温ガス炉システムの開発途上国等への2030年代の世界展開を目指し,蒸気タービンによる発電,工業プロセスへの高温蒸気,及び地域暖房への低温蒸気供給を目的とした小型高温ガス炉システムの商用1号機あるいは実証炉と位置づけられるリファレンスの原子炉として,原子炉熱出力50MWtの発電・蒸気供給小型高温ガス炉システム(HTR50S)の概念設計を開始した。設計の基本思想は,HTTRをベースに,極力,研究開発要素を排除した設計としながらも,HTTRの試験・運転で得られた知見及びGTHTR300設計の成果を活用することで,商用化に向けた性能向上,コスト低減を図りながら高い先進性をもつ原子炉とすることである。これを基に,基本仕様を定めるとともに,高出力密度化,燃料の濃縮度数の低減,高燃焼度化,原子炉圧力容器と蒸気発生器のサイド・バイ・サイド配置等の新たな技術実証の目標を定めた。さらに,蒸気タービン発電,蒸気タービン発電と地域熱供給のコジェネレーション,及び蒸気タービン発電と高温蒸気供給のコジェネレーションシステムを対象として,それぞれの系統構成を定めた。また,開発途上国を中心に市場規模の調査対象国を選定し,各国のエネルギー消費量について調査し,それらのエネルギー消費量に基づき,調査ケースごとに小型高温ガス炉システムの導入基数を試算した。(著者抄録)

シソーラス用語： *HTGR型原子炉 ,  *概念設計 ,  出力 ,  エネルギー密度 ,  核燃料燃焼度 ,  原子炉容器 ,  蒸気ボイラ ,  *コジェネレーション ,  エネルギー消費
準シソーラス用語： 高燃焼度 ,  出力密度

分類 (2件)： ガス冷却型原子炉  (MD03020M) ,  原子炉の利用一般  (MD07010D)

引用文献 (48件)：

• 1)経済産業省:エネルギー基本計画,(online) available from <http://www.meti.go.jp/cominittee/summa/0004657/ener.pdf>(accessed 2011-2-14).
• 2) IAEA: "Innovative small and medium sized reactors: Design features, safety approaches and R&D trends", IAEA-TECDOC-1451 (2005).
• 3) IAEA: "Status of innovative small and medium sized reactor designs 2005", IEAE-TECDOC-1485 (2006).
• 4) IAEA: "Status of small reactor designs without on-site refueling", IAEA-TECDOC-1536 (2007).
• 5) IAEA: Status and near-term prospects of small and medium sized reactors, (online) available from <http://www.iaea.org/NuclearPower/Downloads/SMR/docs/Status-SMRs-April-2010.pdf> (accessed 2011-2-14).

タイトルに関連する用語 (4件)： 高温ガス炉 ,  概念設計 ,  仕様 ,  系統