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J-GLOBAL ID：201202200893030731   整理番号：12A0622062

植物の塩ストレス耐性を増強するカチオン結合タンパク質と液胞機能に関する分子生理学的研究

Molecular Physiology of the Novel Cation-Binding Protein and Vacuolar Function, which are Related to Salt Tolerance of Plant

著者 (2件)： 前島正義 (名古屋大 大学院生命農学研究科) ,  富岡利恵 (名古屋大 大学院生命農学研究科)
資料名： ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学 農学・生物学編  (ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学系・農学・生物学系編)
巻： 2010  ページ： 227-233  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： L7131A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 当研究室では,PCaP2とよぶ新規なカチオン結合蛋白質をコードする遺伝子の過剰発現により,植物の発芽・生育初期において,強い耐塩性を付与することを見出している。ここでは,PCaP2の生理的役割と過剰発現による耐塩性付与の機構を解析した。細胞質カルシウム濃度が高まるとCa²⁺/CaM複合体がPCaP2に結合し,同時に結合しているPtdInsPが遊離し,情報伝達が促進するとのモデルを提案した。PCaP2の過剰発現は発芽時における塩ストレス耐性を高めること,また,植物の耐塩性を論じる場合は,I型H⁺-PPアーゼのみを考慮すれば良いことを定量的に明らかにした。

シソーラス用語： *植物 ,  ストレス ,  *耐塩性 ,  Arabidopsis thaliana ,  遺伝子 ,  遺伝子発現 ,  発芽 ,  塩化ナトリウム
準シソーラス用語： 塩ストレス ,  過剰発現

分類 (1件)： 植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (8件)： 植物 ,  塩 ,  ストレス耐性 ,  増強 ,  カチオン ,  液胞 ,  分子生理学 ,  研究