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J-GLOBAL ID：201202200909668065   整理番号：12A0259626

誤解放を防ぐための新しい型修飾子strict_lifetime

著者 (3件)： 鮎川力也 (富士通) ,  権藤克彦 (東京工大) ,  荒堀喜貴 (電通大)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D  (IEICE Transactions on Information and Systems (Japanese Edition))
巻： J95-D  号： 2  ページ： 217-224  発行年： 2012年02月01日 
JST資料番号： S0757C  ISSN： 1880-4535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： C言語のコンパイラ最適化器,ガベージコレクタ,及びファイナライザの相互作用によって誤解放の問題が生じ得る。この問題は,volatileなど,現在のC言語の機能では適切には解決できない。本論文では,この問題の適切な解決方法として新しい型修飾子strict_lifetimeを提案し,strict_lifetimeは保守性などの点で適切な解決方法であることを論じる。また,strict_lifetimeをGCCに実装し,CRubyに対する有効性を調査した結果,実装コストと実行コストが小さく,誤解放を防ぐ効果も高いという結果を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンパイラ ,  *C言語 ,  ガーベジコレクション ,  解除
準シソーラス用語： *最適化コンパイラ ,  メモリー解放

分類 (1件)： 言語プロセッサ  (JD03040F)

引用文献 (16件)：

• H. J. Boehm and D. Chase, “A proposal for garbagecollector-safe C compilation,” J. C Language Translation, vol.4, no.2, pp. 126-141, Dec.1992.
• H. J. Boehm, “Destructors, finalizers, and synchronization,” Proc. ACM Sympo. Principle of Programing Languages (POPL’03), pp. 262-272, 2003.
• H. J. Boehm and M. Spertus, N2261: Optimizationrobust finalization. http://www.open-std.org/jtc1/sc22/wg21/docs/papers/2007/n2261.html
• H. J. Boehm and M. Spertus, “Garbage collection in the next C++ standard,” Proc. Int. Sympo. Memory Management (ISMM’09), pp. 30-38, 2009.
• COINS コンパイラ・インフラストラクチャ, http://www.coins-project.org/

タイトルに関連する用語 (3件)： 誤解 ,  型 ,  修飾