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J-GLOBAL ID:201202201139061473   整理番号:12A1325312

異なる農地及び森林における福島第一原子力発電所からの放射性セシウム及びヨウ素の深さプロファイル

Depth profiles of radioactive cesium and iodine released from the Fkushima Daiichi nuclear power plant in different agricultural fields and forests
著者 (9件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 287-295  発行年: 2012年 
JST資料番号: S0495A  ISSN: 0016-7002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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福島第一原子力発電所から放出された放射性核種の挙動を理解する目的で,福島県郡山市の小麦畑,水田,果樹園,スギ林において放射性セシウム及び放射性ヨウ素の深さ分布を調べた。本結果から,原子力発電所事故の後に90%以上の放射性核種が小麦畑では土壌カラムの上部6cmに,水田,果樹園,スギ林では表面の4cm以内に分布していたことが示される。3つの隣接した農地での放射性核種の測定により,小麦畑での沈着密度の変動は果樹園及び水田より小さく,果樹園及び水田の土壌の浸透率が低いことが初期の沈着の際の放射性核種の水平移動を引き起こしていることが示唆される。この結果は,小麦畑での沈着密度がその地域のフォールアウトの量を推定するのに適切であることを示す。この地域の134Cs,137Cs,131Iの沈着密度はそれぞれ512±76(SD,n=5),522±80(SD,n=5),608±79(SD,n=5)kBq/m2(2011年4月1日に壊変を補正)と見積もられた。小麦畑とスギ林での沈着密度の比較は,常緑樹の森林では放射性核種の半分以上は樹冠に分布していることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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環境の汚染及び防止  ,  土壌汚染 
引用文献 (18件):
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