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J-GLOBAL ID：201202201399142108   整理番号：12A0766839

農村生態系保全に向けてのドジョウとカラドジョウの簡易な種判別式

著者 (6件)： 小出水規行 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  森淳 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  水谷正一 (宇都宮大 農) ,  渡部恵司 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  竹村武士 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  西田一也 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農村工学研究所技報  (農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所技報)
号： 212  ページ： 167-175  発行年： 2012年03月31日 
JST資料番号： S0488B  ISSN： 1882-3289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： わが国在来のドジョウは,全国「田んぼの生きもの調査」で最も多く確認される農業生態系の主要魚種となっている。しかし,近年,減少傾向にある一方,ドジョウと体形が類似したカラドジョウが全国的な広がりを示し,ドジョウの生息場所が奪われることが懸念されている。わが国の健全な農村生態系の保全に向けて,要注意外来生物に指定されているカラドジョウの分布が拡大しないよう,世間一般にもその存在を認識させ,予防に努める必要がある。ドジョウとカラドジョウは体形が類似しており,両種の判別は困難とされている。本研究では,研究者だけでなく,調査等を実施する行政機関,民間コンサルタント,NPO団体,地元農家等にとっても簡易に特定できる判別式を開発した。

シソーラス用語： 保全 ,  ドジョウ ,  *ドジョウ科 ,  魚類 ,  生息場所 ,  *生物 ,  *生物分類 ,  同定 ,  多変量解析 ,  水田 ,  水域 ,  外来種
準シソーラス用語： *カラドジョウ ,  外来生物 ,  魚種 ,  *種判別 ,  水田水域 ,  生態系保全 ,  農村生態系保全 ,  *要注意外来生物

分類 (2件)： 自然保護  (SB06000L) ,  魚類  (FH02020K)

引用文献 (26件)：

• Cakmak, E. and Alp, A. (2010): Morphological differences among the Mesopotamian spiny eel, Mastacembelus mastacembelus (Banks & Solander 1794), populations, Turkish Journal of Fisheries and Aquatic Sciences, 10, 87-92
• Cheng, Q. and Han, J. (2004): Morphological variations and discriminant analysis of two populations of Coilia ectenes, Journal of Lake Science, 16, 356-364
• 地域環境資源センター農村環境部(2011):田んぼの生 きもの調査,http://wwwacres.orjp/Acres/chousa/main. htm(確認日:2011/11/14)
• Cunningham, M.K., Granberry, W.F. and Pope, K.L. (2000): Shrinkage of inland silverside larvae preserved in ethanol and formalin, North American Journal of Fisheries Man-agement, 20, 816-818
• Fox, C.J. (1996): Length changes in herring (Clupea haren-gus) larvae: effects of capture and storage in formalde-hyde and alcohol, Journal of Plankton Research, 18,483.493

タイトルに関連する用語 (4件)： 農村 ,  生態系保全 ,  ドジョウ ,  種判別