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J-GLOBAL ID：201202201434470717   整理番号：12A1110772

遷移金属へのホウ素の均一連結制御

Controlled homocatenation of boron on a transition metal

著者 (6件)： BRAUNSCHWEIG Holger (Julius-Maximilians-Univ. Wuerzburg, Wuerzburg, DEU) ,  YE Qing (Julius-Maximilians-Univ. Wuerzburg, Wuerzburg, DEU) ,  VARGAS Alfredo (Julius-Maximilians-Univ. Wuerzburg, Wuerzburg, DEU) ,  DEWHURST Rian D. (Julius-Maximilians-Univ. Wuerzburg, Wuerzburg, DEU) ,  RADACKI Krzysztof (Julius-Maximilians-Univ. Wuerzburg, Wuerzburg, DEU) ,  DAMME Alexander (Julius-Maximilians-Univ. Wuerzburg, Wuerzburg, DEU)
資料名： Nature Chemistry  (Nature Chemistry)
巻： 4  号： 7  ページ： 563-567  発行年： 2012年07月 
JST資料番号： W2267A  ISSN： 1755-4330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,共に部分的に生成したB-B結合により単核ビス(ボリレン)錯体と二核テトラ(ボリレン)錯体の合成を述べた。後者からの鉄中心の選択的除去は,3つのB-B結合の一段階生成や,連結B₄鎖によるかなり異常な単核ホウ素錯体合成,つまりポリレン重合とポリボランX(BR)_nY合成の第一歩をもたらす。多くの元素は弱い元素-元素結合を有し,ほんのわずかな元素のみが可制御的に均一連結できる(元素の一次元や二次元鎖,環を生成できる)。ホウ素は強いB-B結合を生成するが,優先的クラスタ形成が均一連結を非常に困難にする。最近,ボリレン(:BR)配位子の金属へのカップリングが計算で予測されたので,これを実験で実現し,更に2つのボリレンユニットを付加して拡大し,温和な条件下,金属へ結合したB₄鎖を段階的に生成した。本錯体は,ボリレン配位子からオリゴボランネットワークへの側面結合ホウ素原子の遷移を促すために必要な金属-ホウ素相互作用の理解で有用なモデルである。

シソーラス用語： 錯体 ,  二核錯体 ,  *ホウ素錯体 ,  配位子 ,  遷移金属錯体 ,  *可制御性 ,  モデル化合物 ,  *鉄錯体 ,  カップリング反応 ,  *化学結合 ,  *ホウ素
準シソーラス用語： 単核錯体 ,  ボリレン錯体

分類 (3件)： 非金属の錯体  (CE01020R) ,  鉄の錯体  (CE01091H) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： 遷移金属 ,  ホウ素 ,  連結制御