抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では高速移動体向け通信システムを対象として,端末の移動シナリオに基づき実時間で移動体端末の移動や端末間の無線通信を模擬し,試験システムの実装や,通信プロトコルに対する性能評価を行うための分散型エミュレータの実装について述べる。開発エミュレータは,IEEE1588PTPv2を用いた高精度時刻同期機構を導入することで,分散ノード間で同期された時刻に基づいたエミュレーション管理を行い,従来方式よりも長時間高精度なエミュレートを実現する。本システムは1次元の移動を対象とし,試験端末の移動模擬,通信遅延模擬,時刻に基づいた通信内容のログ取得機能を設計・実装した。最大200m/秒で移動模擬精度0.1m,パケット遅延模擬精度100μ秒,ログに基づくパケット発信時間差・経過時間計測の精度100μ秒を目標に開発を行い,プロトタイプシステムにて評価実験を行った。評価結果から,目標のエミュレーション精度を確保できていることを確認した。(著者抄録)