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J-GLOBAL ID：201202201495699393   整理番号：12A1116918

IRBITは起電性Na⁺-HCO₃^-コトランスポータNBCe1-Bの阻害において細胞内Mg²に対する見かけの親和性を減少させる

IRBIT reduces the apparent affinity for intracellular Mg²⁺ in inhibition of the electrogenic Na⁺-HCO₃ ^- cotransporter NBCe1-B

著者 (2件)： YAMAGUCHI Soichiro (Lab. of Physiology, Dep. of Biomedical Sciences, Graduate School of Veterinary Medicine, Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  ISHIKAWA Toru (Lab. of Physiology, Dep. of Biomedical Sciences, Graduate School of Veterinary Medicine, Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 424  号： 3  ページ： 433-438  発行年： 2012年08月03日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 起電性Na⁺-HCO₃^-コトランスポータNBCe1-Bは細胞内Mg²⁺(Mg²⁺_i)により調節される。以前全細胞電位クランプ条件下,哺乳類細胞で異種発現したウシNBCe1-B(bNBCe1-B)電流はMg²⁺_iにより強く阻害され,この阻害は静電相互作用により仲介され,サイトゾルNBCe1-B特異N末端領域の切断により軽減されることを報告した。ウシ耳下腺細胞(BPA)で発現したNBCe1-B電流はbNBCe1-B電流よりMg²⁺_i阻害に感受性は低かった。ここで,この見かけの相違がIRBITを含むと仮定した。RT-PCR,ウェスタンブロットおよび免疫蛍光共焦点顕微鏡はIRBITがサイトゾルで発現するのみでなくBPA細胞の形質膜領域でNBCe1-Bと共存することを明らかにした。IRBITはウシ耳下腺細胞溶解液中で抗NBCe1抗体によりNBCe1-Bと共免疫沈降した。IRBIT共発現はHEK293細胞で安定に発現するbMBCe1-B電流のMg²⁺_i感受性を低下した。纏めると,この結果はIRBITが哺乳類細胞におけるNBCe1-B活性阻害でMg²⁺_iに対する見かけの親和性を減少することを示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *タンパク質 ,  親和性 ,  分子間相互作用 ,  HEK293細胞 ,  耳下腺 ,  電気生理 ,  マグネシウム化合物 ,  金属イオン ,  *生体輸送 ,  静電相互作用
準シソーラス用語： *IRBIT ,  *Na⁺-HCO₃^-共輸送体 ,  *NBCe1-B ,  マグネシウムイオン ,  結合親和性 ,  蛋白質相互作用

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (4件)： IRBIT ,  コトランスポータ ,  阻害 ,  親和性