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J-GLOBAL ID：201202201533714636   整理番号：12A1371864

計測・センシングのアルゴリズム 荷重積分法:オプティカルフロー検出から周波数推定へ

著者 (1件)： 安藤繁 (東大 大学院情報理工学系研究科)
資料名： 計測と制御  (Journal of the Society of Instrument and Control Engineers)
巻： 51  号： 9  ページ： 828-834  発行年： 2012年09月10日 
JST資料番号： F0131A  ISSN： 0453-4662  CODEN： KESEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 計測の偏微分方程式表現を数学的に等価な荷重積分形へと再定式化した荷重積分法について説明した。逆問題を計算機で解いて測定結果を得るセンシング手法は間接計測と呼ばれ,医用画像診断技術をはじめ広く展開している。物理現象のモデル化は殆どが微分または偏微分方程式で与えられる。逆解法を計算機に適した方法とするには,偏微分方程式のモデルから代数的関係式をなるべく近似を含まない形で得ることが必要だが,従来は無限の観測領域など理想化された状況でしかそのような方法は見いだされていなかった。本稿で紹介した荷重積分法は,対象を微分方程式の係数推定問題と捉え,適切な荷重関数により荷重積分量と積分境界値による代数方程式に帰着させ,これを直接解く。本稿では,オプティカルフロー検出および周波数推定の問題を通して荷重積分法について説明した。

シソーラス用語： *逆問題 ,  高速Fourier変換 ,  窓関数 ,  オプティカルフロー ,  周波数推定 ,  偏微分方程式 ,  重みづけ ,  *積分 ,  音像定位 ,  間接測定
準シソーラス用語： 音源定位 ,  間接計測

分類 (1件)： 計測学一般  (AD01000Q)

引用文献 (28件)：

• 1) たとえば,A. Tarantola: Inverse problem theory and methods for model parameter estimation, SIAM Publishing (2005)
• 2) たとえば,安藤 繁:合成開口レータと間接計測技術,計測と制御,22-2, 209/218 (1983)
• 3) 来海 暁,安藤 繁:時間相関イメージセンサ-高度な実時間パターン計測を実現する画像センサ-,計測と制御,47-1, 10/17 (2008)
• 4) 安藤 繁,来海 暁:時間相関イメージングとその応用,電気学会E部門誌,129-5, 129/137 (2009)
• 5) B.K.P. Horn and B.G. Schunck: Determining optical flow, Artificial Intelligence, 17, 185/203 (1981)

タイトルに関連する用語 (7件)： 計測 ,  センシング ,  アルゴリズム ,  荷重 ,  積分法 ,  オプティカルフロー ,  周波数推定