抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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能登半島-佐渡海峡での沿岸捕捉波の発生・伝播を,2010年2月に冬期季節風が強まった際に観測された事例を基に,連続成層モデルを使用した数値実験により調べた。現実的な風を与えた実験から,沿岸捕捉波の発生域は福井沿岸~能登半島北岸にかけての約250kmであることが分かった。能登半島西岸域のみに北風を与えて,沿岸捕捉波を能登半島以東海域へ自由伝播させた結果,沿岸捕捉波が佐渡海峡西端沖の陸棚端を乗り越えて海峡内へ波及する一方,陸棚端に沿って佐渡島西岸沖を北上することが示された。これは,沿岸捕捉波が陸岸・海底地形の変化により分離して伝播したことを示し,散乱過程の一部が現れたと考えられた。(著者抄録)