抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高等専門学校(高専)における地域貢献(連携)の50年について,高専の一期校が設立された昭和37年から昭和63年までの26年を「昭和の25年間」とし,それ以降を「平成の25年間」として整理した。高専設置後,産学連携は企業との癒着といわれ,表には出せない状況の「昭和の25年間」であったという。「平成の25年間」における,1)産学官連携を推進した政府の動きを述べた,2)文部科学省研究振興局が各機関に配布した冊子「新時代の産学官連携の構築に向けて」の要旨を述べた,3)産学官連携に向けた全国高専・各地区高専の動きを紹介した,4)地域協力開発(あるいは共同技術開発や協働研究)センター設置をめぐる各高専の動きを述べた。地域貢献は,多様な貢献形態をとりながら,産学官連携から産学官民連携へ,地域連携から全国連携へ,と発展した。「地域貢献」の成果の評価を今後調査する必要がある。地域貢献活動における教員の負担,高専間連携ネットワークの構築,その次世代への引継などの課題について述べた。