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J-GLOBAL ID：201202201683623906   整理番号：12A1523061

火力発電設備における検査・診断・リスクベース保全に関する最近の技術動向 ライフサイクル管理のための劣化・損傷情報の活用

著者 (1件)： 藤山一成 (名城大)
資料名： 検査技術  (Inspection Engineering (Tokyo))
巻： 17  号： 11  ページ： 1-9  発行年： 2012年11月01日 
JST資料番号： L3524A  ISSN： 1342-9825  CODEN： KGEIAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,火力発電用高温機器の代表である,ボイラおよび原動機における劣化・損傷の特徴について概観するとともに,非破壊計測・寿命診断技術の開発動向ならびにリスクを指標とした保全方法の一端について紹介する。プラントの高効率化は主に作動流体の高温化と高圧化によって達成されるため,使用される材料には優れた耐熱性と高温強度特性が要求される。これらの機器に対して,適切な材料の適用と,最適な検査・診断にもとづく保守管理を行うために,材料損傷評価と寿命診断の高精度化に対するニーズが従来にも増して高まってきている。これに対し,高温プラント機器の検査・診断技術は,最近の材料計測技術の進歩によって,ナノとミクロを実験的にも結び付けるような手段が実用化されるようになってきたことから,今後さらに新しい手法の開発が期待できる。精度の高い評価・診断のためには,現象に対する理解を深める必要があり,そのためにもマルチスケール的な観察手段と解析手段とを組み合わせた統合的な研究開発の進展が望まれる。

シソーラス用語： *発電所 ,  技術展望 ,  *設備保全 ,  管理 ,  非破壊検査 ,  非破壊測定 ,  寿命診断 ,  リスク管理 ,  劣化故障
準シソーラス用語： ライフサイクル管理 ,  *火力発電プラント

分類 (2件)： 火力発電  (NB03040D) ,  設備管理  (KB02020X)

タイトルに関連する用語 (9件)： 火力発電設備 ,  検査 ,  診断 ,  リスク ,  保全 ,  技術動向 ,  ライフサイクル管理 ,  損傷 ,  活用