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J-GLOBAL ID:201202202001543066   整理番号:12A0509116

日本での亜鉛と鉄鋼需要のあるカドミウム材料流通のダイナミックモデリング

Dynamic modeling of cadmium substance flow with zinc and steel demand in Japan
著者 (3件):
資料名:
巻: 61  ページ: 83-90  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: C0817C  ISSN: 0921-3449  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カドミウムの需要は,その毒性と結果としての規制のため,最近徐徐に減少している。しかしカドミウムは亜鉛精錬所で同時生産され,そのためカドミウムインゴットの生産とカドミウム排出は亜鉛需要に必然的に影響される。亜鉛のほとんどは亜鉛めっき鋼に使用され,そのため,カドミウムフローと亜鉛と鉄鉱需要の間の関係を検討することは興味深い。加えて,カドミウムは2次電池とNi-Cd電池と合金などに使用される。そのためかなりの量のカドミウムはまだ保管され,製品の形態で廃棄されていて,これらの寿命末期製品に含まれるカドミウムの管理が将来にはさらに必要になる。日本でのカドミウムのフローと保管を記述するため,本研究ではダイナミック物質フロー解析を実施した。カドミウムと亜鉛と鉄鋼間の連鎖を定量的に表現した:1tの亜鉛めっき鋼シートは約20kgの亜鉛を必要とし,それは生産において90gのカドミウムを誘導する。大気へのカドミウムの排出強度は0.189~0.296gCd/tZnの範囲であったが,水への排出強度は2003年~2008年に50%以上減少した。カドミウムの使用中の保管物と廃棄製品中に含まれるカドミウムの量はそれらのピークをすでに過ぎ,最近は減少している。Ni-Cdバッテリーからのカドミウム回収率は増加している。しかし,廃棄カドミウムの総量840tのかなりの割合である,廃棄Ni-Cdバッテリーの80%または700tのカドミウムは2008年ではまだ回収されていない。廃棄Ni-Cdバッテリーは埋立または焼却施設へ行っているか,家庭内で保管されているかもしれない。カドミウム排出を低減するため,使用済みNi-Cdバッテリーの回収を増強する必要がある。1次カドミウム生産低下の結果となる,亜鉛鉱石の消費を低減する,寿命末期製品からの亜鉛の回収率も増強する必要がある。持続可能なカドミウム使用,例えば新規材料としてカドミウムを使用するCdTe光起電システムも示唆される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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資源回収利用 

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