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J-GLOBAL ID：201202202179535059   整理番号：12A0239647

薄膜拡散勾配による海水と堆積物中のMnの測定への競合カチオン結合の影響

Effect of competitive cation binding on the measurement of Mn in marine waters and sediments by diffusive gradients in thin films

著者 (3件)： TANKERE-MULLER Sophie (Environmental Sci., IENS, Lancaster Univ., Lancaster LA1 4YQ, GBR) ,  DAVISON William (Environmental Sci., IENS, Lancaster Univ., Lancaster LA1 4YQ, GBR) ,  ZHANG Hao (Environmental Sci., IENS, Lancaster Univ., Lancaster LA1 4YQ, GBR)
資料名： Analytica Chimica Acta  (Analytica Chimica Acta)
巻： 716  ページ： 138-144  発行年： 2012年02月24日 
JST資料番号： A0394A  ISSN： 0003-2670  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海水中の金属の薄膜拡散勾配(DGT)による測定への競合結合の可能な悪影響を調べた。2価金属イオンの中でMnがChelex樹脂に最も弱く結合し,競合結合による影響を最も受けやすい。海水に類似する媒体中で,DGTデバイス中のChelexは,2時間でCaとMgによって飽和状態になり,pH5-6でMnに対するDGTの感度が大幅に低下する。淡水に類似する媒体では,DGTはMnに対してほぼ理論的応答を与える。MnはFeによって置換される。メソコスム堆積物中のMnの様々な時間で配置して得たDGT垂直プロファイルは,この置換効果によって説明される。Fe濃度が例外的に高いときのみに生じる問題は,短い配置時間によって回避することができる。多くの微量金属が,海洋系でのDGTの配置によって単純に測定されるが,Mnの場合,存在する他のカチオンの集積による,Chelex結合層の容量に関係する可能な効果を考慮する必要がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *海水 ,  *堆積物 ,  *マンガン ,  実験装置 ,  効果 ,  薄膜 ,  拡散 ,  定量分析 ,  高分子キレート化合物 ,  キレート剤 ,  高分子剤 ,  反応性高分子
準シソーラス用語： キレート高分子 ,  メソコスム ,  置換効果

分類 (1件)： イオン交換  (CC01020L)

タイトルに関連する用語 (8件)： 薄膜 ,  拡散 ,  勾配 ,  海水 ,  堆積物 ,  Mn ,  競合 ,  カチオン