抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アモルファスGe
xSe
35-xTe
65薄膜試料の電気的スイッチング特性を,サンドイッチ構造電極を用いて調べた。これらの試料は,バルクのGe-Se-Teガラスと同様なメモリスイッチング挙動を示すことがわかった。予想されたように,Ge
xSe
35-xTe
65薄膜試料のスイッチング電圧は,バルク試料に対するものよりも低くなった。薄膜アモルファスおよびバルクガラス試料の両試料において,Ge濃度の増大とともにスイッチング電圧は増大することを見いだした。このことは,より高い配位数のGe原子を添加することによって,ネットワークの接続性が増大することと一致する。x=21以上でアモルファスGe
xSe
35-xTe
65薄膜のスイッチング場の組成依存性は鋭く増大した。このことは,弾性転移と関連する可能性がある。さらに,吸収スペクトルから求めたアモルファスGe
xSe
35-xTe
65薄膜試料の光学バンドギャップは,Ge濃度の増大とともに増大する傾向があることを見いだした。このことは,組成によってスイッチング場が変化することと矛盾しない。4回配位Ge原子を追加していくと構造的な架橋が増加することが,観測されたスイッチング場だけでなくGe
xSe
35-xTe
65試料のバンドギャップが増大した原因である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.