文献

J-GLOBAL ID：201202202219090845   整理番号：12A1166934

グラフェン光エレクトロニクスにおける再生発振と四波混合

Regenerative oscillation and four-wave mixing in graphene optoelectronics

著者 (9件)： GU T. (Columbia Univ., New York, USA) ,  PETRONE N. (Columbia Univ., New York, USA) ,  MCMILLAN J. F. (Columbia Univ., New York, USA) ,  VAN DER ZANDE A. (Columbia Univ., New York, USA) ,  YU M. (Inst. of Microelectronics, Singapore, SGP) ,  LO G. Q. (Inst. of Microelectronics, Singapore, SGP) ,  KWONG D. L. (Inst. of Microelectronics, Singapore, SGP) ,  HONE J. (Columbia Univ., New York, USA) ,  WONG C. W. (Columbia Univ., New York, USA)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 6  号： 8  ページ： 554-559  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 純粋に2次元のディラックフェルミオン構造体のグラフェンは,線形かつ質量がゼロの独特なバンド構造を持つため,固体物理から,電気,熱,機械,光学の領域にわたるナノスケールデバイス応用までさまざまな分野において精力的な研究が行われている。今回我々は,グラフェン-シリコンハイブリッド光エレクトロニクスデバイスにおいて連続して初めて観測した3つの結果を報告する。この3つの結果は,きわめて低パワーの共鳴光双安定性,自己誘起再生発振,コヒーレント四波混合であり,すべて数フェムトジュールの共振器再循環エネルギーで起こる。これらの観測結果は,モノリシックシリコン共振器単独の対照測定の結果と比較すると,グラフェンのきわめて大きく超高速のχ⁽³⁾非線形性と,波長局在フォトニック結晶共振器の大きいQ/V比によってのみ可能となっている。これらの3次非線形性の結果から,次世代のチップスケールの高速光通信,高周波光エレクトロニクス,全光信号処理に向けた2次元グラフェン-シリコンハイブリッドナノフォトニックデバイスの実現可能性と汎用性が実証された。Copyright Nature Publishing Group 2012

シソーラス用語： *炭素材 ,  *オプトエレクトロニクス ,  *四光波混合 ,  フェルミオン ,  *ケイ素 ,  *光双安定性 ,  *微小共振器 ,  非線形性 ,  ナノ構造 ,  *グラフェン
準シソーラス用語： Diracフェルミオン ,  ナノハイブリッド

分類 (1件)： 非線形光学  (BD05000T)

タイトルに関連する用語 (3件)： グラフェン ,  光エレクトロニクス ,  四波混合