抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シンクロトロン放射光の利用により三次元X線トポグラフィが可能になった。この手法としてトポートトモグラフィとステップスキャニングセクショントポグラフィを紹介した。トポートトモグラフィは試料を回転させながら,測定した二次元投影像から三次元像を再構成する手法である。シリコン単結晶についてその例を示した。ステップスキャニングセクショントポグラフィはシート状の入射X線を用いて試料の断面像を直接測定する手法である。この像を画像処理で積み重ねて三次元像を得る。これらの像は格子欠陥周辺の歪場の運動学的回折像である。試料厚さが消衰距離も厚く,X線光路が線吸収係数の逆数より短い条件がこの像の観察に必要である。Cz-Si単結晶についてトポートトモグラフィ法によりハーフループ形状の転位線を見出した例,ステップスキャニングセクショントポグラフィによる人工蛍石中の亜粒界とすべり線の観察例を示した。